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小耳にはさもう (朝日文庫 な 14-1)

小耳にはさもう (朝日文庫 な 14-1)

小耳にはさもう (朝日文庫 な 14-1)

作家
ナンシー関
出版社
朝日新聞出版
発売日
1996-09-01
ISBN
9784022611673
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小耳にはさもう (朝日文庫 な 14-1) / 感想・レビュー

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猫丸

初期ナンシーの文章である。やや硬い。理屈を捏ねているうちに自分の感覚に論理を与えようと格闘する姿が見える。有名なデーブ・スペクターへの「筆誅」を収録。僕は二人とも好きだから困るんだが、真剣なTVウォッチャーとして同業であるがゆえに互いの評点が辛くなるようで、これはどうも致し方ない。本書連載時1993年当時、テレビが死ぬ気配はわずかに気配としてしか感知できなかったはずだ。我々はテレビ臨終後の世界にいる。もはや見ることもないから、つい先日まで「鬚男(ひげだん?)」といえば「ルネッサーンス!」と誤認していた。

2020/08/28

コージー

16年ほど昔のネタなのだが、読みすすめるうちにその時代はこんなだったなあと、楽しんでしまった。もっと最近のも読んでみようかな。

2012/07/19

Naomi

彼女のコラムを本の形で初めて読む。限られた文字数のなかの凝縮感がいいし,内容の的確さと辛辣さと消しゴム版画のクォリティの高さのバランスが絶妙。「いまだに彼女に代わる人材がみつからない」という声にも,うなずける。・・・そう,中途半端な「自称ロッカー」よりも,美空ひばりの方がずっとロックでしょう。

2014/06/09

すずみ

何年たっても何度読んでもおもしろい。それに尽きる。下手に評論めいた感想なんて書けないっす。

2012/08/09

大奥のじぃ

「ホットドックプレス」でよく読ませていただいた、消しゴム版画のナンシー関さん、なんとも楽しい文章とリズム感がある文体が好き。「理屈ぬきに面白い」とは南伸坊氏のあとがき通りである。TVサブカルチャーとお笑いを語らせたらこの作家にかなう奴はなかなか見当たらないのでは。目利きな評論者だった。今のTVを見られたらなんと酷評されるんだろう。

2014/11/25

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