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私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち (朝日文庫)

私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち (朝日文庫)

私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち (朝日文庫)

作家
藤本由香里
出版社
朝日新聞出版
発売日
2008-06-06
ISBN
9784022615381
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私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち (朝日文庫) / 感想・レビュー

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スノーマン

ほとんど読んだことのない漫画の紹介が多く出てきたけど、それでも興味深い内容。時代とともに、それまでタブーと言われるような関係性まで描いていった少女漫画の世界。あー、またこのパターンか、みたいな漫画は確かに読みたくないからね。私は普通にりぼんを読んでいたけど、友人からはまた違う世界観の漫画を教えてもらったりしてワクワクしながら貸借りしていたのを思い出す。ざ、ちぇんじ!や、ぼくの地球を守ってとか、りぼんに染まった私を相当驚かせたのを懐かしく思い出した(笑)

2018/01/11

きいち

60年代~90年代にかけての少女マンガとレディスコミックを通じて、女性たちがいかに自分の「居場所」を獲得してきたか、その闘いぶりを追いかける。性が怖れではなくなったこと、恋愛での自己決定、家族の再定義、仕事での主体性の獲得など、「女たちはここまできたのだ」という何度も叫ばれる肯定の快哉がとても印象的だ。だって本当に、「昔」って暮らしにくそうだもの。◇そして、その先のゼロ年代以降、この闘いは女子だけのものじゃなくなったと思う。男性向け女性向けじゃなく、自分の中の女に響くマンガ、男に響くマンガになったのだと。

2014/01/18

erie

駒場っぽいなと思ったがはたして駒場出身者の論考集。主にクラシックな少女漫画を集め、様々な切り口から考察していて、特にクィア論、仕事について、SFがなかなか面白い。熱情が先行した、ほうっておいても考察し書かずにはいられないタイプの人なのだと思う。ガールズラブの類型とボーイズラブの多様性の対比、組織の中で働く女性の描かれ方、そして性別そのものをSF的にとらえなおそうとする試み。読者が心理的情緒的に何をもとめ、社会の中で少女たちがどうとらえられてきたか。まあ少々古いのは難点だが、読み応えはある。

2020/01/13

gen

出逢えて良かった本の一つ。題名に惹かれ発売直後に読み、文庫本も買って折に触れ読んできた。中島梓の名著『コミュニケーション不全症候群』編集者のデビュー作。「文庫版まえがき」に<少女マンガを読んで心動かされている時、その裏で働いているのは「あ、わかる」という感覚だ。「私だけじゃないんだ!」という“何かが共有された感覚”だ。その時に感じる安心と喜びと解放感>とある。深く頷く。<私たちは、どういう罠にはまってきたのか。これは、それを探ろうとする試み>だと。私もこの書を読み続けることを通して、試み旅の同行をしたい。

2020/01/03

ひるお

少女漫画に通底する「私の居場所はどこにあるの?」という問いを、恋愛、性描写、家族や仕事、セクシュアリティといった視点から読み解いた評論集。少女漫画が、時代に応じて、そして時代に先駆けて、「居場所」を確保しようとどのように闘ってきたのか、本書を通して目の当たりにすることができる。本書でも触れられている、「そんな君が好き」と言ってくれる男性による自己肯定、というテーマが個人的には苦手で、それゆえに少女漫画を積極的に読んでこなかった私だが、本書を読んで、読みたいと思える少女漫画を数多く見つけることができた。

2018/10/14

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