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臨床とことば (朝日文庫)

臨床とことば (朝日文庫)

臨床とことば (朝日文庫)

作家
河合隼雄
鷲田清一
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-04-07
ISBN
9784022616623
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臨床とことば (朝日文庫) / 感想・レビュー

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猪子恭治

久しぶりの河合先生。やっぱいいです。特に「聴くことの重さ」の対談は圧巻でした。今、かめおかゆみこさんを講師に「聴く」を磨く講座を開催しているが、是非、紹介しよう。ことばを「掴む」のではなく「ふわーと受ける」、そんなことができるのかと思うが、一所懸命聴くと、話し手に反射してしまう。臨床は、事例研究により個別性を掘り下げることから普遍性を見い出す。幸福論は19世紀で終わり、幸福は偶然に返り、掴み達成するものから離れるのが21世紀。個の多様性を認めることは、それに応じた規約・規則が必要。今、模索が始まっている。

2010/09/18

壮の字

臨床家おふたり、心理学者・河合隼雄と哲学者・鷲田清一によるダイアローグ。「ことば」とは何か?「聴く」とはどういうことなのか?京ことばのやわらかさが、とっつきにくい哲学の言葉をほぐし、ふわふわと捉えどころのない心理学の言葉をイメージに易くしている。ともに京大で学んだおふたり、テツガクシャのほうが二〇歳ほど後輩という力学が対話を落ちつかせている。上下が逆だったら、たぶん面白くなくなるだろう。河合が挿む、言葉少なの合鎚に芸道の奥義を見るおもいがする。ついつい、相手は話したくなるんだろうな。さすがです。

2019/04/08

佐島楓

偶然ということのほうがかえってリアリティがある、関心を自分に持ってもらっているということが感じられたら、ちゃんとわかってくれなくてもいい、など、大事なことばがたくさんあった。でもやはり、おふたりのことばはとても難しい。私も人の話を聞き受容できるようにもう少し心を配りたい。

2014/03/21

もちもちかめ

ドッグイヤーだらけで、結局全部かい!という気になりました。分かり合えないと諦めた地点から、分かり合えるようですとか!鷲田先生、日本での大学の講義が一番苦手。一方通行過ぎてコミュニケーションとしておかしいから。なーるほど。確かに先生の講義はあまりに詰まらなくてびっくりするもので、4月には教室に入りきらないのに、終わりごろはスカスカでしたよ。一応講義をとっていた者として…申し訳ないです。

2018/11/12

NOBU

心理療法家の河合さんと臨床哲学の鷲田さんの対話本。私の仕事は人と接する事なので、大切にするべきは、人の話を「聴く」ことだと思っている。仕事に限らず、プライベートや家庭に於いても全ての人間関係に対しても言える事だと思う。但し、聴くことは難しい。相手の言葉を掴んではいけない、言葉を迎えに行ってはいけない。それが、なかなか出来ない。話の中で触れられている話題が興味深い。河合さんの多重人格の統合(治療)や箱庭療法について。鷲田さんの著書「『弱さ』の力」の中にある、映画「えんとこ」の話。要読書。

2011/04/11

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