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早実VS.駒大苫小牧 甲子園を熱狂させた決勝再試合、その舞台裏 (朝日文庫)

早実VS.駒大苫小牧 甲子園を熱狂させた決勝再試合、その舞台裏 (朝日文庫)

早実VS.駒大苫小牧 甲子園を熱狂させた決勝再試合、その舞台裏 (朝日文庫)

作家
中村計
木村修一
出版社
朝日新聞出版
発売日
2014-07-08
ISBN
9784022618030
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早実VS.駒大苫小牧 甲子園を熱狂させた決勝再試合、その舞台裏 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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ぺぱごじら

こういうドキュメントものは大好き。CTのように切り取って『その時、なにがあったのか』のみに焦点を当てていくドキュメントには、あの二日間を固唾を飲んで観ていた自分たち観客に『そうかそうだったのか』という『解答』を見せてくれる意味で好きだ。いま、二人の道は大きく違っているけど、こと『人生』について語るなら、このような部分を切り取るCTより、大局的に各々が納得ずくの人生になればいいのだろうと、ファンとしては感じる。2014-126

2014/07/19

いつでも母さん

今年も甲子園が終わった。面白い試合が沢山あった!この本は・・今思い出しても熱い!記憶に残る試合だったなぁ。駒大苫小牧のV1、V2の時とは違いあの試合は、球場全体が早実を応援していた雰囲気だった。あの大会までに全国区の早実が優勝していなかったのが不思議だがそれもひっくるめて甲子園なんだろう。田中投手の「ホッとした」に胸が熱くなった・・それと、香田監督の大移動にはビックリでした。こう云う共著は好きだな。

2014/09/02

車寅次郎

現在僕はドカベンを再読している。個性豊かなキャラクターが、甲子園で活躍する僕が野球好きとなる基盤を作った作品である。その漫画世界に負けないほどの伝説を残した試合がある。まっったく野球に興味がない人でも、『マー君』『ハンカチ王子』というフレーズは聞いたことがあるだろう。その二人が、大甲子園の決勝でぶつかる。試合は延長戦の末、前代未聞の決勝戦引き分け再試合となり……。あれから10年近くの歳月がたち、ふたりの現在の居場所は大きく違うけれど、それでも僕はあの頃のふたりの勇姿が忘れられず、今も心から応援している。

2014/11/13

みじんこ

この試合は本当に歴史に残るものだった。最後の打席も斎藤と田中の戦いで終わる、これもまた運命的だった。彼ら二人のみならず、監督や他のチームメイトたちの活躍やエピソードもまたドラマチックだ。特別な指導はせず選手たちで話し合って自分たちで決める、など独特の方針もここまで戦い抜くことができた原動力の一つだろう。田中の試合が終わって「ホッとした」という感想も、あのプレッシャーの中を戦い抜いたがゆえの言葉だと思う。球数も凄まじい。現在も比較される二人だが、メジャーとプロ、それぞれの道でまた活躍して欲しい。

2014/08/01

うたまる

「甲子園第88回大会は、クールでかっこいい斎藤の大会ってことで記憶されるのかもしれない…」……2006年夏の早実と駒苫を描くスポーツ・ノンフィクション。両校の視点で交互に描くユニークな趣向だが、途中でがっかり感を抱く。本書は両校じゃなく、両投手でもなく、斎藤佑樹を描いているだけだった。結局、ハンカチ王子ブームにかまけた便乗本でしかないということ。だから8年後の「文庫版まえがき」で、慌てて田中将大の活躍ばかりを取り上げるという不細工なことになる。「美人○○」「イケメン○○」でしか語れない日本メディアの貧困。

2017/03/27

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