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対談集 日本人への遺言 (朝日文庫)

対談集 日本人への遺言 (朝日文庫)

対談集 日本人への遺言 (朝日文庫)

作家
司馬遼太郎
宮崎駿
榎本 守恵
ロナルド トビ
田中 直毅
大前研一
武村 正義
出版社
朝日新聞社
発売日
1999-01-01
ISBN
9784022641809
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対談集 日本人への遺言 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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レアル

司馬氏の対談集。6人の対談者の中でも、米問題を含んだ農業問題や土地の輸入といった日本の土地問題を語った大前研一さんとの対談が面白い。他には京都に住んでいる事もあり琵琶湖の水問題も他人事ではないが、近畿圏云々ではなく、司馬氏はこのままでは日本人が滅んでしまう、次の時代は来ないのではないか!と危惧している。出版されて時間が経っているので、対談内容も少し時代がかっているが、問題の根底にある部分は今の時代でも通じるものばかり。6人それぞれのテーマで語られる対談集。どの対談も読み応えがあり、かつ考えさせられる。

2016/08/12

あすなろ

中古本でフト手にした一冊。このままではこの国は滅びるという想いの司馬氏末期の頃の対談集。6人の識者との対談が収録されているが、僕には武村正義氏の対談が一番興味深かった。琵琶湖の歴史からの内容が興味を惹いたから。さて、我が国固有の考えとして2つ述べられていると整理した。1つは土地の私有地化に伴う加害者という考え。もう一つは、日本人の単一性から来る集団ヒステリー的な考え。土地については些かこの時代めいたところもある。この2つが国が滅びるという主張迄に結ばれる対談や論はこの本にはない。宿題ということなのか。

2019/04/30

佐島楓

宮崎駿さんとの対談が読みたくて購入させていただいたのだが、ロナルド・トビ氏との差別の問題についてのお話も脈々と続く事柄として読むことができてよかった。日本人はこのままでは滅びる、と危惧なさっていらした司馬さんのお気持ちが理解できるようになってしまった、それが悲しい。

2013/09/09

高橋 橘苑

若い頃、おおいに知的好奇心を満足させてくれた司馬遼の対談集だが、田中直毅、宮崎駿、大前研一、武村正義等の対談相手の名前を見て正直なところ期待はしていなかった。しかし、良かった。殊に表題でもある田中直毅との対談「日本人への遺言」は司馬遼死去の直前であり、前年の阪神大震災・オウム真理教事件と物情騒然とした時代背景もあり、司馬さんの日本及び日本人への絶望と怒りを率直に感じとることが出来る。バブルの反省を、戦争で負けたあの事態よりもっと深刻であると言い、もう次の時代は来ないとまで語る遺言に、真剣に耳を傾けたい。

2015/02/26

とよぽん

司馬遼太郎さんの晩年の対談6編が収められている。「各界の第一人者と語り合った」とオビにあるが、女性は一人もいないことが残念だった。それはともかく、「日本人への遺言」という恐ろしいタイトル通り、このままでは日本は滅びると何度も書かれていて、この国の(20年前の初版だが)存亡を脅かす病根に多角的に切り込む対談だった。司馬さんは2016年の今の日本を、あの世からどう見ているだろう。何か言ってほしいけれど・・・。

2016/09/18

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