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宮本武蔵 (朝日文庫)

宮本武蔵 (朝日文庫)

宮本武蔵 (朝日文庫)

作家
司馬遼太郎
出版社
朝日新聞社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784022642141
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宮本武蔵 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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優希

意外と知らない武蔵像が描かれていたように思います。決して長い物語ではなく、寧ろ生涯を語るには短い物語ではありましたが、剣の道を極め、軍学者となるべく、己の哲学を貫いた様子がまざまざと伝わってきました。天才が故のイヤらしさがないとは言えませんが、そこが武蔵が武蔵たる所以なのかもしれません。巌流島以降がサラリと描かれている感は否めませんが、その生き様は生一本という感じがします。いつか『武士道』を読もうと思いました。

2017/10/10

壮の字

超高速宮本武蔵。吉川さんは全八巻なのに、司馬さんこんなに薄~くて大丈夫?と覚束なさ気のスタート。短編ですね、これは。剣を交えてから敵が絶命するまでの枚数の少ないこと、少ないこと。バッサバサ斬りまくるスピード感は『新撰組血風録』とおなじ感触、単発では物足りない気がする。武蔵の極めすぎている兵法よりも、世間のことわかってなさすぎる晩年の猟官運動に人間くささを覚えてしまう。これは『真説宮本武蔵』(短編集)と同じ話なんだろうか...

2015/11/07

Book & Travel

古本屋で、最近司馬さんの本を読んでいないなあと思って棚を眺めていたら、ふと目に入り手に取った未読作品。さらりと読めるボリュームながら中身はなかなか濃い。想像力を駆使しつつ、伝説の部分を取り除いた武蔵の姿に出来るだけ迫ろうとしているようだ。柳生兵庫助曰く、蛙を萎縮させる蛇のような精気を持ち、禅に傾倒し勝つために周到に準備する冷静さを備える一方、高い仕官を望み周囲に気を遣われる晩年の武蔵は悲劇的でもあるが、逆に人間味も感じられ、後味は悪くない。仇討ちする少年を教える場面など意外な魅力が感じられ印象的だった。

2019/07/10

アウン・サン・スー・チー・そっ・くり・おじ・さん・寺

宮本武蔵。世俗的出世がしたいというよりも、自分自身の値打ちを、納得がゆくわかりやすい目安(社会的ステイタス)で提示して欲しかった人だと思う。彼は好きなタイプの人物じゃないが、読ませるのは中編とも言うべき丁度良い長さと、司馬遼太郎の筆力。

2011/02/09

BB

『宮本武蔵』から想像する人物像といえば、無骨な英雄という感じだったので、少し違った切り口で、非常に面白かった。人である以上、まやかしや超能力などないわけで、数々の逸話も内情を知ると、なるほどなぁと感心したり、滑稽だったり。中でも、武蔵の二刀流が流派として後世に残らなかった事について触れられており、とても興味深かった。自分の仕事が専門職で、社内では、人を育成していくには、『名人芸より一般芸』と言われているが、通じる部分もあり、意外な所で学びもあったのが収穫(笑)やはり、歴史物は面白い。ごちそうさまでした。

2019/09/28

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