内乱の予感 (朝日文庫 し 17-3)
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内乱の予感 (朝日文庫 し 17-3) / 感想・レビュー
メタボン
☆☆☆☆あとがきにもあるように20年後を予見した作品。20年後に相当する現在、この作品を読んでも、なかなかにその状況を描いているように感じ面白かった。島田がエンタテイメントの側により踏み込んだとも感じた。軽妙なハードボイルドタッチと言ってよいこの作品は、島田の絶妙な「軽み」のスパイスが効いている。ヒコクミン、千年王国と言うキーワードがニホンを批判しながら肯定しているようで、デビュー作からのテーマである「日本にいながらにして亡命している青二才」を貫いている。そしてその青二才はアマノヒロシに他ならない。
2019/10/11
astrokt2
未レビュー
2009/05/30
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