読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

上野千鶴子が文学を社会学する (朝日文庫)

上野千鶴子が文学を社会学する (朝日文庫)

上野千鶴子が文学を社会学する (朝日文庫)

作家
上野千鶴子
出版社
朝日新聞社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784022643193
amazonで購入する

上野千鶴子が文学を社会学する (朝日文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Wagatsuma

近代文学(明治から戦前の文学)が男性から見た女性像を描いていること、想定読者が男性なことに対して、著者のジェンダー論を期待したのですが、そこはサラリと流して全共闘以降の世相や現代文学に関する論が大半なのは、私の選択ミスでした。ただ得るものも多く、フェミニズムとは「男女平等」、つまり「男と同じ事を女もしたい」ではなく、男性領域に参入することでその領域の解体・改質を志向することである、と世の男性陣の大いなる勘違いを正す言は青天の霹靂です。「考えたことは売りますが、感じたことは売りません」と言い切る姿勢に喝采。

2014/08/26

skr-shower

フェミニズムもジェンダーも、男女どちらが語ってもバイアスがかかっている。男が書く男のための文学のなんと多いことか!何か納得のいく文学が増えますように。

2018/09/14

ななっち

マルクスを読めば共産主義を理解するというよりは資本主義の問題とは何なのかを学ぶことができ、上野千鶴子を読めば女性の権利云々を理解するというよりは今現在の女性を通じた社会の問題が見えるような気がします。文学史は作家の経歴や歴史的な位置づけを学ぶ感じですが、「社会学する」とあるとおり、文学を社会学の視点で切り込んだというところで、いろんな視点で見える言説というのがあって面白いですね。また上野千鶴子が俳句や短歌について語る視点も上野千鶴子の視点を読み解くようで刺激を受けました。

2011/12/08

396ay

駒場。なかなかおもしろい。この人なんでもできるんだな。以下はメモ。

2021/05/30

はぎのり

ある時は、マザコンとも思えるものを「女装化した家父長制」と切り込み、またある時は、(女対女にまとめられがちな)連合赤軍での永田洋子の在り方をフェミニズムの論客として解き明かす文章は、どれも刺激的。文学は「当事者」を無視して、理想化した人物を登場させる。本全体を通して、そのような文学に対し、たびたび「当事者はどこにいるのか」と問うことの意味は大きい。文学のみならず社会自体が…ほかでもない私たちが、当事者を無視し、あるいは自分が当事者であることを忘れて、空虚な議論に熱中していないか、問われているのだろうから。

2014/12/30

感想・レビューをもっと見る