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龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる (朝日文庫 ち 2-15)

龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる (朝日文庫 ち 2-15)

龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる (朝日文庫 ち 2-15)

作家
陳舜臣
出版社
朝日新聞出版
発売日
2008-12-05
ISBN
9784022644688
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龍鳳のくに 中国王朝興亡の源流をたどる (朝日文庫 ち 2-15) / 感想・レビュー

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明智紫苑

タイトルにある龍と鳳凰の対比は、世界各地の神話にあるよね。劉邦が「鳳」にされているけど、個人的には項羽が「鳳」で劉邦が「龍」だと思う。

2018/05/27

日・月

農耕の民“龍”と狩猟部族“鳳”の政権交代を,中国古代王朝中心に綴ったエッセー集。前漢武帝の後宮について初めて知ったこともあり面白かった。『西遊記』は江戸期より部分的に紹介されていたのに,完訳が出たのは1970年代と遅くて意外。堺正章主演のTVドラマ化が70年代後半, 関係が?『西遊記』は実は大変深い意味を持ち,以前,感化された現代中国人のドキュメンタリーで涙したこともあったが…本の中で最も心に響いたのは,敦煌研究者スタインへの筆者の想い。あのあと,カーブル近郊にある彼の墓碑を拝むことは叶ったのだろうか。

2023/09/16

韓信

宮崎市定はじめ多くの歴史学者が提唱する、文明化した民族と未開の民族の混淆の繰り返しにより中国が発展したという史観から、前者を「龍」、後者を「鳳」として中国の成り立ちを祖述する「よみがえる龍」のほか、中国史や日中の文化関係、美術展図録への寄稿文などを収録したエッセイ集。雑文集というべきとりとめのない内容が多いのだが、武帝周辺の女性に焦点をあて、漢代前期の女権の強さを炙り出す一連のエッセイ群は単純に読み物として面白かった。

2018/09/20

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