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メタボラ(上) (朝日文庫)

メタボラ(上) (朝日文庫)

メタボラ(上) (朝日文庫)

作家
桐野夏生
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-07-07
ISBN
9784022645548
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メタボラ(上) (朝日文庫) / 感想・レビュー

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ehirano1

一行目から引き込まれます(苦笑)。ジェットコースターというよりは特急に乗車しているという感じで(やや主要な個所にはキチンと止まる)、テンポも良いので読んでいて疲れません。桐野さんの真骨頂の"破壊系ダーク"はまだ炸裂していませんが、匂いはしてきました。下巻が楽しみです。

2019/03/09

優希

面白かったです。記憶を失った「僕」と職業訓練所を脱走してきた昭光との出会いから始まる物語は、新たな生き方への一歩のように見えました。ギンジとジェイクとして歩み始めた2人。様々な人と出会うことで匂い立つのは人間の生臭さのようなものだと感じます。社会から捨てられたようなリアルが何とも言えない味を醸し出し、堕ちた人が放つ力があるように思いました。下巻へ。

2017/03/22

アッシュ姉

久しぶりの桐野さんの上下巻に重くて疲弊することを覚悟していたが、あっという間に引き込まれて、読む手が止まらない。記憶を失い逃げ惑っていた青年と職業訓練所から脱走してきた青年が沖縄の密林で出会い、行動を共にしていく正にサバイバル!軽快な宮古弁がめちゃくちゃ楽しい。どこまでも陽気でイケメンなジェイク、壮絶な過去を抱えたギンジ。二人の行く末が気になって仕方がない。急いで下巻へ。

2021/06/04

ehirano1

「・・・決めるってことは捨てることだ。そうだよね。要らないと決めたものを捨てて、初めて大事なものを拾える。捨てるのは勇気が要る(p195)」。当方の好きなフレーズが来ました!開高健の“何かを得るには何かを捨てなければならない”と中村天風の“何事を成すにも勇気が必要”です。

2021/09/09

ehirano1

#慈叡狗と書いてジェイク(笑)。#平良(ピサラ)。#放浪は死に近い、というより死と隣り合わせでは?#他人に語る喜びとは、嬉しい記憶の反芻。#463987(ヨルサクハナ、夜咲く花)の意味を知って落ち込む。

2023/06/19

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