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柳生百合剣 (朝日文庫)

柳生百合剣 (朝日文庫)

柳生百合剣 (朝日文庫)

作家
荒山徹
出版社
朝日新聞出版
発売日
2010-10-07
ISBN
9784022645791
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柳生百合剣 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

だんだん読んでいくと荒山さんの小説は山田風太郎の忍者ものに似てきてしまった感じがしています。男女間のことや男色などが出てきて初期の頃のとはかなり違ってきています。柳生十兵衛がちょっと変わった感じで、これが主人公なのかという感じですが最後まで読み通してしまいました。

2014/09/27

藤原

大剣豪柳生十兵衛がここまでネタキャラ(シスコン、ニート、ヘタレ、ヨゴレ)になってる小説もなかなかないんじゃあないかな。著者は前世に柳生十兵衛に斬り殺されでもしたんですかと言いたくなるくらい徹底的にダメ人間に描く導入。しかし復活してからの十兵衛はやはり文句無しにかっこいい。山田風太郎はじめ壮年で描かれることの多い柳生十兵衛だけど、本作は二十歳そこで少年感があり溌剌としててとても可愛く魅力的。読後感も爽やかでした。

2020/08/06

shokopan

薔薇の次は百合か~と単純に思っていたのですが、そういうことだったのですか…。まさに娯楽伝奇時代小説。遊び心が随所に見られます。

2011/06/03

「柳生薔薇剣」の続篇・・・ではあるんですが、作風はがらっと変わって、超おバカチャンバラ小説であります。作者お得意の朝鮮がらみの大陰謀+朝鮮妖術も、今回は控えめといいましょうか、ホントにムリにくっつけたようなあつかいでして、作中でも柳生十兵衛が何のこっちゃと呆れております。山風先生「魔界転生」リスペクトが散見されるのは原典で一刀流にお呼びがかからなかったから? ありそうでなかった小野対柳生のチャンバラ対決かと思いきや、後半はこれもありそうでなかった両派の共闘展開へ。怪獣もロボットも出てきません! 星4つ。

2012/11/30

nur1202

この作者特有のいつもの嫌韓色がほとんど無いので、人によっては読みやすいかもしれません。 どちらかというと、滑稽な話なんでしょうね。(^^; 新陰流の流派そのものを無かったことにしようとする敵と、それに対抗する十兵衛というのは、ま、柳生ものではお約束のフォーマットのようですが、この作者の十兵衛はちょっと、というか、相当に情けないので先行きを心配してしまいます。 あと、妖術使いと剣術使いという点では風太郎忍法帳を彷彿とさせますが、同じような内容でも、こっちは大笑いしてしまうような感じといいましょうか。(^^;

2013/01/03

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