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祝魂歌 (朝日文庫)

祝魂歌 (朝日文庫)

祝魂歌 (朝日文庫)

作家
谷川俊太郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2012-03-07
ISBN
9784022646552
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祝魂歌 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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Y2K☮

谷川俊太郎が選んだ、死をめぐる国内外の30のポエム。淡々としていたり抑え切れない悔恨が滲み出ていたり、かと思えば怒りや遺言や新世界へ旅立つ喜びだったり。亡くなった我が子への悲しみを綴った中原中也と吉野弘の詩が痛切過ぎて胸から離れない。ジョン・ダン「死よ、驕るなかれ」とシェイクスピア「ソネット第八一番」も印象深い。死は確かに一つの終わりだと思うが、決して奪い切れないものもある。たとえば言葉。たとえば作品。自分自身は無名で朽ち果てても惜しくないけど、せめて一冊の本ぐらいは後世に残したいと決意を新たにしました。

2015/11/17

Y2K☮

今月のポエム。いずれ自分も当事者になるのにその予感は無く、それでいて明日にでも唐突にやってくるかもしれない。死とは? たとえばカミュ「異邦人」でママンの死の翌日に女と遊ぶムルソーを不謹慎と騒ぐ輩は、ママンの事を何も知らない。遺族の気持ち、というのはなくて、死或いは死者に対する一人一人の気持ちが独立して存在するのだと思う。故に本書を読んでも書き手の真情は分からない。この「分からない」の再確認が必要だった。ならばその時が来るまで今を精一杯楽しむ。ガンジーじゃないけど永遠に生きる様に学び、明日死ぬ様に生きたい。

2018/06/04

紫羊

友だちが、結婚式で朗読する詩を探していたので、書店で見つけて「これは良い!」と中身を見ずに購入したら、開くページ開くページ、全て死ぬことだらけ。あらためてタイトルを見ると、「婚」ならぬ「魂」だった。結婚式という場には相応しくないのかもしれないが、これから長い人生をともに歩んでいく若い2人にこそ贈りたい詩が多くあった。まず自分で読んでから、顛末を説明しながら友だちに見せたら、「死について語られたものを読むのは嫌いではない」と、喜んで受け取ってくれた。

2013/11/11

繻子

ベーシック。定番。だからこそ、よい詩ばかりだとは思います。投げ網が広くて大きい。 ただタイトルは以前から決まっていたとして、編まれていたのも以前だとしても、帯はひどいものだと感じました。フォントのサイズもどうかしているなと思う。伊藤比呂美は少しお仕事が投げやりだなとつい感じてしまいましたが、もしかしたら伊藤さんの日常の中では、ネットで検索すること、自体がとても労力を使うことなのかもな……とも思います。でもいくらなんでもWikipediaからの引用はあんまりだぜ!大学生でもしな(略)

2014/09/03

Arietty

「死」をテーマにした詩ばかり30篇を、谷川俊太郎さんがアンソロジーとして編んだもの。そのなかの、韓国の詩人・趙炳花さんの詩を茨木のり子さんが訳した詩にある〈たがいに最後に交す/言葉を準備しつつ 生きよう〉 が、なんとも励まされる一文だなぁ、と。茨木のり子さんの日本語の響きの強さは背中をたたいてくれる感じがします。「背中を押してくれる」ではなくて(笑)。 そして文庫版あとがきで谷川俊太郎さんが「自分の気持ちを探っていった果てにぶつかる言葉が、タマシイではないでしょうか。」と言っているのに “上手いなぁ、ちく

2012/05/29

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