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柚子の花咲く (朝日文庫)

柚子の花咲く (朝日文庫)

柚子の花咲く (朝日文庫)

作家
葉室麟
出版社
朝日新聞出版
発売日
2013-10-08
ISBN
9784022647252
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柚子の花咲く (朝日文庫) / 感想・レビュー

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とし

今一つしっかりとした判断、決断力が無いが、気持ちは純粋で真直ぐな恭平さん、殺害された恩師と友人と心に思う人の為に奔走する。真直ぐで良いですね~恭平さんの柚子は九年で花が咲きました。『一緒に暮らせなくても、わたしのことを大切に思ってくれるひとがいる。だから、自分を嫌ってはいけないのだ。それは自分を大切に思うひとの心を大事にしないことになるから、と』『ひとの己を知らざるを患えず。ひとを知らざるを患うるなり、命がけで人を愛する事』

2014/11/22

chantal(シャンタール)

昔の郷学での恩師、梶与五郎が良からぬ評判と共に殺された。どうやら隣藩との干拓地境界線をめぐる紛争と関係があるらしい。江戸から三年ぶりに戻ってきた恭平はしばらくぶりに青葉堂村塾を訪れ、渋々ながらも事件解明に奔走することになる。忘れかけていた幼い日の思い出、その頃は気づかなかった恩師の志。人はなぜ傷つけ合うのか、なぜ大切なものを奪われるのか?柚子の花は9年で花を咲かせる。恩師の思いを胸に、恭平は愛する人を、自分の進むべき道を見つけた。恭平のそして与五郎の真っ直ぐな生き方が清々しい。

2019/09/15

財布にジャック

詰め込み過ぎてゴチャゴチャしているのは残念でしたが、相変わらず期待通りの葉室さんらしい良い話でした。オマケにミステリーとして読んでも、犯人や動機が解りにくいので楽しめました。タイトルも読み終えてみたら、内容にピッタリでグッときます。

2014/11/22

ito

青葉堂村塾の教師・梶与五郎の遺骸が隣藩の河岸で見つかった。かつての教え子恭平と孫六は真相を探るべく隣藩への潜入を試みる。明らかになる恩師の過去を通して、村塾での教えと仲間との想い出が蘇る。恩師の生き方を通して成長してゆく恭平の行動が清々しい。大切な人を想い、自らの道を定め、人の役に立つ行いをする。教育の果たす役割が身分制度を超えた人々のつながりと深い想いを通して伝わり、ラストに感動した。ミステリーとしての側面も十分に味わえ、幾重にも楽しめる作品である。

2014/05/04

つねじろう

若者の曇りの無い眼が欺瞞を見抜き、信じる力が事件解決の突破口となる。併せて本人も大きく成長するストーリーは清々しくて読んでいて気持ちが良い。そうこれは葉室麟の得意とするところ。恩師の死に疑問を持ち真相を究明して行く教え子達のお話し。主人公はどちらかと云うと劣等生の恭平。自分の能力や可能性に鈍感な子。恩師の周辺を探るうちに彼の育った辛い環境やその中でもくじけずに人を信じて生きていく真の姿を理解する。謎解きあり父と子の相克あり、友との絆、幼馴染への思慕等いっぱい詰まってるが少しの無駄もない良い本でした。

2014/06/01

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