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ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい (朝日文庫)

作家
西加奈子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2015-09-07
ISBN
9784022647900
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「ニューヨークはあまりにニューヨークすぎる」――憧れの街での文芸イベントを終えて 西 加奈子 in ニューヨーク

トニ・モリソンに代表されるアメリカ文学が昔から好きで、ニューヨークから発信される音楽や映画のファンと公言する西加奈子さん。そんな西さんが、5月初めにニューヨークで行われたPEN AMERICA World Voices Festivalに登壇した。自分の作品がs世界で広く読まれることを切望している西さんだけに、海外の読者との交流はきっと感慨深かったにちがいない。イベント終了後に、今回の出演経緯や自著『ふくわらい』の英訳朗読の感想などを訊いた。

――イベント、お疲れ様でした。今の感想を聞かせてください。

西 日本でもそうですが、こちらのオーディエンスはものすごく熱心に聞いてくれますね。笑ったり、“おお”って声に出したりとか。客席の反応が大きかったので、すごく話しやすかったです。とても楽しめました。

――ステージではとても落ち着いていらしたように見えましたが、朗読はお好きですか?

西 いやー、人前で読むのは恥ずかしいです。今日のお客さんは日本語を母語としない方がほとんどだったので、その分、自由にできた気がします。

――全米ペン協会が主催するPEN AMERI…

2019/6/2

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2種類の英訳で翻訳のおもしろさを味わう――ニューヨークのイベントで初披露された西加奈子の小説世界

世界中から作家が集まり、アメリカ人作家と、文学や時代、社会について語り交流するPEN AMERICA World Voices Festival。(全米ペン協会主催)。5月初めにニューヨークで行われたこの祭典に、日本人作家として参加した西加奈子さん。このイベントでは、翻訳の奥深さ、おもしろさを伝えるために、一つの作品を2人の翻訳家が翻訳し朗読するという趣向が盛り込まれた。西さんの著書もその題材となった。自身のWEBサイトでは英語での発信もしている西さんだが、自著に対する二通りの翻訳を聞いて、どんな新しい刺激を得たのだろうか。

 インディから大手までたくさんの出版社が拠点にし、作家や文芸エージェントも数多く暮らす街だけあって、ニューヨークでは年間を通じ、文芸関連の大規模なイベントが数多く催されている。昨年は、村上春樹も登壇した、雑誌『THE NEW YORKER』誌主催の文芸フェスが開催、マンハッタンからイースト川を越えた対岸のブルックリンの文芸フェスも2006年から続き、国内外で知られるイベントとなった。

 そうした中にあって、全米ペン協会が運営する…

2019/6/1

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ふくわらい (朝日文庫) / 感想・レビュー

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抹茶モナカ

ゲシュタルト崩壊、ふくわらい。読み方はいろいろあるだろうけど、読み物として面白かった。プロレスラー守口廃尊が良かっだけど、文体のせいか、致命的に軽さが登場人物の心の様子を描いても出てしまう。西加奈子の小説には軽さが良くも悪くもあって、登場人物の痛みやメッセージも通俗に感じられるのが残念。小説の後半の展開は、良くわからなかったです。

2017/01/06

三代目 びあだいまおう

久々の西加奈子です。幼い頃から感情がない、いや、感情が『わからない』変わった女の子、定。子供の時に初めて出合ったゲーム『福笑い』(懐かしい!今でもあるのかな?)にはまり、生まれて初の大笑い‼️以後、人と接する度にその人の顔のパーツを動かす想像に没頭。反面言葉は丁寧で、相手を選ばず接する姿はとても素直でかわいい。色々な個性的人間と精一杯関わるうちにその人の感情に触れ自分の感情に気付く、その瞬間からの描写とストーリー展開は他にはない。‼️肉子ちゃんといい、変わった人を書かせたら西加奈子さん断トツですね‼️🙇

2018/10/28

KAZOO

最近この作者の本が結構読まれているということで始めて読んでみました。次に「漁港の肉子ちゃん」を読もうかと思っています。好き嫌いが非常に出てくる小説であると感じました。私は比較的淡々と読ませてもらいましたがそんなに嫌悪感は無く読むことができました。もっとすごい小説などを読んでいますので。周りの人物もかなり面白い人物ばかりで今までに無い小説でした。

2016/03/16

るーしあ

初の西加奈子作品。やわらかいタイトルにほのぼのとした内容を想像していたら見事に裏切られた。人肉食に加え父親がワニに食べられて死んだって、どんだけ壮絶な人生なんだ。そんな物語の主人公、鳴木戸定。そんな過去もあって変人の部類に入るキャラだがなぜか憎めない。ここが一番高いポイント。その定の周りを独特なキャラ達が固めるが、中でも好きなのは小暮しずく。仲良くなっていくくだりは涙腺にじわりとくる。そしてラスト。一瞬頭が真っ白になった。その後にくる爽快感。これは羨ましいのかどうなのか。とにかく驚愕だった。

2015/12/13

エドワード

文字が集まって言葉が出来る。それが文章だ。だから文章は「福笑い」に似ている。風変わりな父親に育てられた鳴木戸定は、少女時代から大人の今まで「福笑い」に夢中の女性。今は、風変わりな作家たちの文章を<作品>に仕上げる編集者だ。ひきこもり、プロレスラー、老人など癖があり過ぎる作家たち相手に悪戦苦闘する前半から一転、日伊ハーフの白杖の男性・武智次郎との出会い、乳母の悦子や後輩のしずくとの心の交流など、定の優しさやひたむきさが洪水のように押し寄せる後半が胸を打つ。言葉のひとつひとつにまで意味が深い物語だ。

2015/10/02

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