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ブラックボックス (朝日文庫)

ブラックボックス (朝日文庫)

ブラックボックス (朝日文庫)

作家
篠田節子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2016-09-07
ISBN
9784022648211
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ブラックボックス (朝日文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

農産物特に野菜についての警鐘小説みたいな感じです。物語という感じでの話にしているのでしょうが実際はかなりのところで行われているのでしょう。著者は取材をしっかり行ったような気がします。まあ日本ではこれくらいで済んでいるのですが、アメリカや中国ではもっとひどい気がします。私は比較的地場の野菜などを購入してるようにしていますが、それでも安全かどうかはわからない気がします。

2018/03/26

アッシュ姉

分厚いだけでなく、濃い内容で読み応え重量級。食の安全という身近なテーマに高い関心を持ってじっくり読んだ。深夜のサラダ工場の過酷な労働環境下での不穏な気配、最先端農業が展開される町で相次ぐ原因不明の健康被害。いったい何が起きているのかというサスペンスとして読み始めたが、現実問題として真剣に考えなければならない事柄がふんだんに盛り込まれた社会派作品として読み終えた。守るべき食の安全、日本の農業を変えて、世界的食糧戦略に立ち向かわなければいけないのも理解できる。続く➡

2017/11/06

川越読書旅団

外国人技能実習制度を揶揄しながら、ハイテク農業の脅威を饒舌に語る作品。ノンフィクションを思わせるリアリティーある描写と、将来の食の在り方を真剣に考えさせる内容で読み応えアリ。ただ、ハイテク農業に対する負の誇張描写に、読む人によってはハイテク農業の在り方を誤解してしまうのではないかな~、という危惧も残る。

2017/08/18

さぜん

普段口にしている食べ物を疑い始めたらキリがない。安心安全を求めて高額な物を購入していたら破産する。無農薬ハイテクサラダ工場で働く栄実は過酷な労働環境から抜け出せず周囲の外国人労働者の待遇や健康状況に疑問を持つ。最先端の技術を駆使した農場からの野菜は安全なのか?給食を食べる子供達が次々に病気になる。誰が監視して責任を持つのか?人間が作るものに完璧はない、科学への過信が引き起こす恐怖を圧倒的な取材を基に描き出す。まさに、今そこにある「食」の危機。

2017/02/20

リキヨシオ

小説だ…あくまで小説なんだ…と考えないと怖くて読み進められなかった。形の整った清潔な食品、鮮度が保たれている、産地が表示されているなどは食の安心安全には繋がらず、何が食の安心で食の安全なのかは分からなくなった。自分は目の前に並んだ食品の製造過程を知っているのか?その食品の成分の1つ1つを把握しているのか?天候で左右される食物が常に安価で安定供給される意味を理解しているのか?人間は食べないと生きていけないし食べる事を止められない。食の安全を保証するのも食の危険を証明するのも本当に難しいとこの作品で痛感した。

2017/01/26

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