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定義集 (朝日文庫)

定義集 (朝日文庫)

定義集 (朝日文庫)

作家
大江健三郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2016-11-07
ISBN
9784022648334
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定義集 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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いのふみ

自分の生活や過去未来を思い返し、ふたたび深く考えるということが、結果として他者へのメッセージにもなっている。極私的であるということが、普遍的なものへ繫がるという営み。そのメッセージは他者を強く鼓舞するのではなく、人にゆっくり考え、促し、押し出す力になる。

2017/05/15

飯田一史

二〇〇六年から朝日新聞連載、一二年に単行本化されたエッセイ集。後半は著者自ら「おそらく最後の小説」と言う『晩年様式集』連載と並行して書かれ、三・一一後の著者の創作の副読本ともなる。

2020/01/10

舟橋純

『M/Tと森のフシギの物語』(岩波文庫)に付された「語り方の問題(2)」で、著者が強調する「本質的なものとしてのモラル」がいまいち掴みきれていなかったのだが、この『定義集』に納められた「いま小説家のなしうること」というエッセイに、彼が何をそれだと考えていたのかをはっきり示している。「私はいま日本人の本質的なモラルとは、次の世代を生き延びさせるべくつとめることで、すべての原発を廃止する決意を示すのがその始まりだと考えます」。著者の明確なメッセージの詰まった本でした。

2017/08/09

ダージリン

大江健三郎らしく物事に丁寧に真摯に思考して向き合う姿勢が伝わってくる。一篇一篇は短いが時間を掛けて繰り返し読みたい作品だ。以前感銘を受けた物理学者のフリーマン・ダイソンの「叛逆としての科学」が、この作品で採り上げられていたのは何とも嬉しかった。

2016/11/26

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