読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫)

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫)

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫)

作家
江國香織
出版社
朝日新聞出版
発売日
2017-11-07
ISBN
9784022648648
amazonで購入する

ヤモリ、カエル、シジミチョウ (朝日文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ann

天真爛漫に見える子供の心の中は、実は不安や心配や悲しみでいっぱいなのを江國さんの作品を読むたびに思い出す。生きるのに夢中に見える大人の心の中は、実は猜疑心と惰性と憐憫でいっぱいなのを江國さんの作品を読むたびに再認識する。合わせ鏡のようにつながる寂しい世界。ひらがなの部分はただただ哀しくて可愛くて強い生命力を見せてくれた。

2018/08/26

hirune

読んでいるとずっと気持ちがザワザワする物語。登場人物たちの一人称語りが変わる変わるに繰り返されるので、その心情は赤裸々にストレートに伝わってくるから。生きていくのは綺麗事なんてほぼ通じない、理不尽もエゴもまかり通るよね、みたいな?ヤモリやカエルたちを仲間と認識して、まるで妖精みたいだと思った幼い拓人も段々人間の世界に近づいて、自然への感応能力が失われていくんですね。ホッとするような残念なような☆

2021/08/22

Junichi Yamaguchi

『あたりき』… 二極端なストーリーが展開される。 子供の頃に聞こえた声… 耳を澄ませば今でも聞こえてくるかな⁈ 少年、少女の成長に少しだけ寂しさを感じてしまうほどに僕はおじさんなんだなぁ。。

2017/12/06

エドワード

夫婦と幼い姉弟の都築家と、姉弟のピアノ教師の家庭を軸に、様々な人生が交差する。こどもの心模様と、妻と愛人の対決の共存、江國香織さん以外ありえないネ。幼い頃の私は、拓人のようにヤモリやカエルと話していた。ピアノ教師の表情が読め、非言語信号を受信できた。ひらがなばかりの拓人のことばにしばしば<りかい>や<しゅうちゅう>という漢語が現れるのも実によくわかる。小学生の育実は言語能力の発達に伴い非言語能力が退化することを示している。こどもに分かることと分からないことの微妙さ。傍観者の倫子や児島の存在もアクセント。

2017/12/06

小夜風

【所蔵】気がついたら二週間もこの本を読んでいました。ひらがなだらけの拓人パートになるとテンポ良く読んでいたペースが10倍くらいかかって調子が狂うのと、この家族とその周囲の人たちにあまり興味が持てず、話の先を知りたく思えなかったことで、続きを読む気になれなくて…。早くこの本から卒業?したいのに、結果的に二週間もこの本と共に過ごしたのかと思うと笑えます。家族の中でひとり異常者のように描かれている奈緒の気持ちが一番理解出来る自分は、周囲からはやっぱり奈緒のようにおかしな人に見えるのかなと思うと、ゾッとしました。

2019/07/29

感想・レビューをもっと見る