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朝日文庫時代小説アンソロジー『悲恋』 思慕・恋情編

朝日文庫時代小説アンソロジー『悲恋』 思慕・恋情編

朝日文庫時代小説アンソロジー『悲恋』 思慕・恋情編

作家
細谷正充
池波正太郎
南條範夫
北重人
山本周五郎
諸田玲子
澤田ふじ子
安西篤子
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-07-06
ISBN
9784022648921
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朝日文庫時代小説アンソロジー『悲恋』 思慕・恋情編 / 感想・レビュー

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けやき

悲恋を題材にした7編。安西篤子「蘇芳」、池波正太郎「寛政女武道」、北重人「恋の柳」、澤田ふじ子「うそつき 内蔵助の娘」南條範夫「行かないで!」、諸田玲子「悲恋」、山本周五郎「なんの花か薫る」。男の身勝手さばかりが目につき、男をやっているのが嫌になったw

2020/04/22

keith

男と女の業を描いた時代小説。短いのでどれもサクッと読めます。諸田さんのタイトル作がお気に入り。しかし、表紙は幽霊にしか見えんなあ。怨念がこもってそう。

2018/09/01

山内正

ちと急ぎますのでと二人に会釈を返したがもっと知りたいと眼が背中に 五兵衛の家に帰る 本家から帰った舅が一周忌も過ぎ里へ帰る潮時かと言う 帰りたくは御座いません 夫は気儘に育ち堪え性がない 体も弱く ある夕暮れ台所へ居間を 通る時に俯せの夫を起こしに肩を 下の書面に血が 既に絶命していた 兄は悪い噂がある早く帰ってこいと 先に首を括った姑が二人を疑ってた 儂の至らなさで申し訳ないと頭を下げる 姑を労り身持ちが堅く寄合いも控え 半生を過ごしたは姑夫に訝しく思ったのでは 儂もそなたの事気持ちが嫁いで直に 知った

2021/01/10

山内正

お久は腕の中で これ切りにしましょうと言う 夫に死なれ五年 まさかと自身が 女の血か 一人生きると決めたが 三男弥太郎と一度切りの体を合す 仲間の兵馬がお久に訳知り顔で迫る 気づけば鼻を石で潰された 十日し雨り牛堀道場に五六人の 騒ぐ声が 主は留守だ 何用ですか乱入は許しません 兵馬が目を刺され驚く 乱入した時すれ違い外に躱し 三人を手裏剣で顔に刺す 侍等は担いで逃げた 弥太郎一人残り刀を抜き掛かるが お久は駆け寄り片手を押さえ 片方で脇差で腹を刺した 一人勝手に果てます申し訳御座いませぬと認め自決した

2020/09/17

山内正

稲荷橋の向こうに高橋が見える 寺の離れを借り手習いを さあ墨を摺ってと幼い子に促す 家に帰り使いの手紙を貰う 久太郎から茶屋で会おうと 四年前に夫が死に 三河から江戸に 手習いをしていたが 息子小五郎が学塾に通う今 早く学問で成り立つ暮らしをと 顔を洗い眉を剃り、襟足も剃る 紅を指しまだ女だと 何を考えてるのと別の自分が 老船頭が船に案内する 久太郎が海に出ましょうと大川を 左に深川 料理が出され酒を呑む 妻とも別れ独り身だ千嘉さんと 肩を抱かれ口を吸う ふと柳の木を見て身体を離す このまま続けるのかと!

2020/06/21

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