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老乱 (朝日文庫)

老乱 (朝日文庫)

老乱 (朝日文庫)

作家
久坂部羊
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-01-07
ISBN
9784022649430
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老乱 (朝日文庫) / 感想・レビュー

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アッシュ姉

認知症という病は残酷だ。当人、介護する側、両方苦しい。何がつらいって治らないというのが一番しんどい。治そうと思わずに受け入れるという医師のアドバイスになるほどと思うものの、簡単には実践できそうにない。最近ますます物忘れがひどく、親の介護よりも自分が先に呆けてしまうのではないかと深刻になってしまった(漢字十個も出てこない)。認知症と向き合う心構えがほんの少しできたので、読むべき白羊本だった。

2020/10/27

ぴ〜る

誰しも必ず訪れる老。決してキレイごとで片付けられるものではなくきっと本人も家族も色んな葛藤と闘ってゆかなければいけないんだろう。それにどうやって向き合えるか。。。最期まで人間らしく生きて、人間らしく扱われていたいなって思う。ラストは涙が流れてしまった。。。考えさせられる1冊。

2020/01/23

かなかな

認知症は誰もが経験するかもしれない病気である。介護をする側もされる側もどちらも苦しくやるせない。今作は認知症患者と支える家族側の両面の心情が描かれているが、平穏な家族の暮らしを介護で壊されたくない気持ちや自分が厄介者になっていく惨めさ等どちらの気持ちも痛いほど読み手に伝わってくる。綺麗事では乗り切れない現実を私は対処することができるだろうか。自問自答しながら読み進め終盤、言葉では言い表わせられない涙が流れた。悲しいでも悔しいでも辛いでもない。その心情が認知症の全てである気がした。皆に読んでほしい作品です。

2021/01/11

図書室のふくろう

一人暮らしをする義父が認知症になり、迷子や車の事故など、最悪の場合を思い浮かべて不安になる雅美。父親が認知症である事を認めたがらない夫を説得して、車の運転を止めさせたり、検査を受けさせたりするものの、症状は刻一刻と深刻な事態に…。認知症を患う本人と、治そうと頑張る息子夫婦の思いはどこまで行っても平行線のまま。お互いに辛い時期を過ごして、認知症を受け入れた時、やっと穏やかな日々が訪れる。終わり良ければと言うけれど、年取るって嫌だなぁ。悲しい気分になりました。

2020/08/19

中田タロー

テーマが重かったが、結局一気読み。 認知症が進む父親の視点と、その子供の視点で交互に話が展開するが、父親の視点は考えてもみなかったことばかりだった。 親は子に迷惑をかけられないと思うが、終わりの見えない孤独との戦いがある。 平均寿命が伸びている中、親にはいつまでも元気でいてほしいと願うが、その一方で、先を考えて良かれと思った行動が今を苦しめる事になる。介護する側の勝手な都合で当事者を苦しめるのならば、感謝を持って今を大切にする。正解は無いが、いずれ自分にも決断をする時が来ると思うと、読んで良かったと思う。

2020/08/02

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