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風のかたみ (朝日文庫)

風のかたみ (朝日文庫)

風のかたみ (朝日文庫)

作家
葉室麟
出版社
朝日新聞出版
発売日
2020-10-07
ISBN
9784022649706
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風のかたみ (朝日文庫) / 感想・レビュー

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masayuki

上位討ちにあった武家の女たちのたたかいを描いた小説。幽閉された屋敷という狭い空間の中で、知恵と心理戦の戦いが繰り広げられる。読んでいて息苦しくなるほどだが、命を守るという点で、それは男が到底及ぶことがない戦いである。葉室麟という作家の幅の広さを感じた。

2021/01/22

myu-myu

ドキドキした。これはミステリーだ。読み進めるにつれて、もしかしたら…という思いは強くなり、最後はハリーポッターの最終巻を読んだ時のような感覚を味わった。

2020/11/06

ちーさん

初さんが辛すぎる。武士の女の生き方は今の時代の女性には肯定的には見られないだろう。家に縛られる時代ではない、個人の自由の時代。ただ最初は初さんが裏でコソコソやっているなと思っていたら、敵を欺くためだったとは。そして初さんの思いは、自分を見てくれた義兄への思い。勝手にレッテルを張られるのはいつの時代も嫌なことです。嫁ぎ先が朽ちた時の選択肢は自決しかなかったのかなぁ。彼女の幸せは現実世界では実現できないことだけど、他を探すこともできない時代だったのかな。

2020/12/07

coldsurgeon

江戸時代後半、九州の架空藩を舞台にしたミステリー時代小説。武家の男の身勝手な論理に振り回される女たちの、反旗をひるがえし生き抜く物語でもある。不条理がまかり通る世相の中で、「なぜ」と問いかける姿勢は、現代でも大切なものであろう。確認が容易な物事だけで判断しがちであるが、それでは人生の重要な価値を見失い、あらゆるものの価値が損なわれる。

2020/11/15

山本哲哉

著者の、女性を主人公とする数多い作品のなかでも、取り分け面白く読んだ。上意打ちに抗った武家の女性たちが幽閉される屋敷でおこる事件に、藩の密命を帯びて送り込まれた女医が、彼女たちと様々に関わりながら事件の真相にせまる。まるで、ミステリーのようだ。そのなかで、明らかになる武家の女子であるがゆえの覚悟、意地、悲しみが切なく描かれる。

2020/10/17

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