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天国までの百マイル [新装版] (朝日文庫)

天国までの百マイル [新装版] (朝日文庫)

天国までの百マイル [新装版] (朝日文庫)

作家
浅田次郎
出版社
朝日新聞出版
発売日
2021-04-07
ISBN
9784022649881
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天国までの百マイル [新装版] (朝日文庫) / 感想・レビュー

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yamatoshiuruhashi

母親を思う主人公の気持ちに感情移入。幾つになっても親は親。どんな年寄りでも少しでも長生きしてほしいと思うし、死の淵に立っているとしても何らかの手立てで少しでも長生きしてほしいと思う。でもそれが本人にとって最良の選択かどうかは別問題。そんな関係ないことまで考えながらも、こうやって出来るだけのことが出来る幸せもあるのだと思う。

2021/05/18

CABIN

人間は誰でも地位やお金を手に入れたら、何事も合理的に考えてしまうのでしょう。地位もお金も手からこぼれ落ちて、失う物が何も無い安男のようになれば素直な気持ちで行動できるのかな。母の病気についても普通なら兄姉のような選択をすると思います。気になるのが安男を2年間養ったマリの存在。兄にしろ、姉にしろ、元妻にしろ、極めて現実的な人物なのに、マリだけが異質な感じがしました。個人的な解釈になりますが、マリは安男の心の中にだけ存在する天使のような気がしました。部屋にぽつんと残された松葉牡丹の鉢…泣けました。

2023/09/08

Daisuke Oyamada

バブル崩壊後、経営していた会社が倒産し、 妻子も失い、今は知合いの 会社の世話になっている安男。 給料は子供の養育費ですっからかん。 そんなある日、母・きぬ江が倒れたと、 知らせが届く。 難手術に主治医は二の足を踏むが、 鴨川に世界的に名高い心臓外科の名医が いることを知った安男は、 母親を自分の運転するバンに乗せて、 160km(100マイル)の距離をその病院まで・・・ https://190dai.com/2023/10/06/天国までの百マイル-浅田次郎/

2023/10/04

心臓の悪い高齢な母。手術をしなければ助からない。子供たち4人、末っ子の安男以外は皆冷たい。会社経営に失敗した安男は兄姉から疎外されながら一人で母を助けようとする。有り得ない無謀な行動だと思うが多くの人に支えられて走りきることが出来て良かった。

2023/10/25

あつ子🌼

単行本で持っていますが(宝物本)、こちらも購入。「俺はろくでなしだけど、ひとでなしじゃねえんだ」 …ほろほろと泣けます。

2021/04/30

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