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朝日文庫時代小説アンソロジー『吉原饗宴』

朝日文庫時代小説アンソロジー『吉原饗宴』

朝日文庫時代小説アンソロジー『吉原饗宴』

作家
有馬美季子
志川 節子
中島要
南原 幹雄
松井今朝子
山田風太郎
菊池 仁
出版社
朝日新聞出版
発売日
2021-09-07
ISBN
9784022650078
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朝日文庫時代小説アンソロジー『吉原饗宴』 / 感想・レビュー

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けやき

吉原を舞台にした短編6作品のアンソロジー。中島要さんの「色男」が面白かった。本当の色男とはどういうものかを思った。山風の「怪異投入寺」は他の作品と雰囲気が違うが安定の面白さだった。

2021/09/25

moonlight

吉原が舞台のアンソロジー。6編のうち、中島要、松井今朝子作品は既読。どちらも1編だけ抜き出すと状況が掴みにくく魅力が伝わらないので、ぜひ元作品をお勧めしたい。同じ意味で有馬美季子作品は元作品を読みたい。他3編は単独でも楽しめて、志川節子、南原幹雄作品では吉原のとある仕事や刑罰をふむふむとお勉強。北斎の登場する山田風太郎作品もなかなか興味深かった。興味を持ったら元作品へ、と導きたいのかもしれないが、できればアンソロジーには単独で楽しめる作品を選んで欲しい。

2022/01/13

ひさか

2021年9月朝日時代小説文庫刊。文庫オリジナル。有馬美季子:あぶなげな卵、志川節子:しづめる花、中島要:色男、南原幹雄:吉原水鏡、松井今朝子:如月は初午の化かし合い、山田風太郎:怪異投込寺、の6つの吉原をテーマにしたアンソロジー。思ったほど哀しい話は少ない。有馬さんいきなりの途中まで。調子が狂いました。志川さんのはラストがキツイ終り方で、後味はよくなかった。中島、南原、松井さんは無難。山田さんは唐突感ありますが、それなり。収集の多彩さは請合います。

2021/12/03

デジ姫

6編中5編は既読の本だったけど内容までは覚えてなくって・・女は生きていくうえでしたたかさというぴか一の武器を持ち合わせているんですね・・

2022/03/30

あここ

上ゲ屋の話が面白かった。男を夢中にさせる技を教える仕事。嫁に逃げられた恨み?男なしではいられんように調教?何や、この歪んだ男は。意味分からん。ミイラ取りがミイラで、まるっと騙されてアホみたいで気分すっきり。恨まれてる理由を最後まで分かってない。そこで、あぁ嫁さんが出ていったんはコレかって気付いたらかわいかったのに残念な男。それより上ゲ屋さんって実在?付け馬屋の成敗が納得できん。だって借金は花魁が払うんやろ?店は損せぇへんはず。ここも歪んだ男登場(笑)復讐の方向が変な人たち。とばっちり捌け口は勘弁してくれ…

2022/02/20

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