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50歳からの孤独入門 (朝日新書)

50歳からの孤独入門 (朝日新書)

50歳からの孤独入門 (朝日新書)

作家
齋藤孝
出版社
朝日新聞出版
発売日
2018-09-13
ISBN
9784022737779
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「50歳からの孤独入門 (朝日新書)」のおすすめレビュー

孤独や寂しさと上手に付き合うなら、「退屈」と仲良くなろう。その方法は――

『50歳からの孤独入門』(齋藤孝/朝日新聞出版)

 人生100歳時代といわれる。昔は40歳で初老といわれていたが、現代では50歳でも、まだ人生の折り返し地点だ。人はいずれ年をとるが、50歳からの「人生後半戦」は、どのようにすれば充実させられるのだろうか。

 終わりよければすべてよしという言葉がある。人生後半戦が有意義であれば、最期に人生を振り返ったとき、満足して逝くことができそうだ。50歳からの人生を充実させるためのテーマ。それはズバリ「孤独」であると、『50歳からの孤独入門』(齋藤孝/朝日新聞出版)は綴る。

■孤独になってアイデンティティの危機に陥ってしまったら…

 子どもが親元を離れ、両親を看取り、もしかしたら熟年離婚を選択することになるかもしれない。早ければ会社を早期退職、または役職定年となり、同僚や部下が離れていく。友人の死があるかもしれない。本書は、そんな「孤独」の中で、50歳以降は生と死の折り合い、つまり最期は自分ひとりで死んでいかなければならないという覚悟を養う必要性に言及している。

 孤独と上手く付き合うには、まず「自分らしさ」を見つめ直…

2019/3/8

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50歳からの孤独入門 (朝日新書) / 感想・レビュー

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breguet4194q

自分がどのように評価されているか、主観よりも客観が大事になってくる時期と言えます。著者ならではのソフトな文体ですが、書いてある内容は意外に辛辣です。現実を知ると言う意味では大切なことですが、今後の余生の過ごし方、心の持ち方を丁寧に教えてくれます。そうだよなあ、と言う読後感ですね。

2022/11/18

mura_海竜

50歳を控え、読んでみたくなる。50歳は会社でも曲がり角。公私ともに孤独になる。そんな自分自身への心の置き方が書かれています。どれに合うかは人それぞれなのでしょう。私はやはり好きなことに没頭していきたいなあ、いつまでも体も動かしたいし、きちんとして偽らずに。孤独には読書も良いと色々な本が出てきます。良寛も出ました。死の恐怖との心の置き方も。まだまだ気持ちは30代(サバ読みすぎ)!もうちょっとしたら必要になるかもね。

2018/11/30

壱萬弐仟縁

I図書館より。自分のアイデンティティ(存在証明)に向き合う年齢(35頁)。50歳を過ぎると、アイデンティティを失うことなく、プライドと折り合いをつけて生きることが、何より重要(45頁)。50歳になったら物欲が整理される(118頁)。本はなかなか処分できないな。院生後、自分史を40歳で書いたあたりから、徐々に資料も捨てられるようにはなった。でも、岩波文庫は捨てられないと思う。古典は最後まで残り、死んだら図書館寄付に、遺言か? 

2022/01/06

Twakiz

いい意味で「あきらめる」こと,若者と張り合わないこと, モテないことも受け入れること,昔は分からなかったこと(哲学的なこと含め)が見えるようになること.だんだん孤独になるのが当たり前(友人との死別など)孤独を受けいれる,我慢するのではなく楽しむこと.読書は孤独を楽しむよい方法であること.死もイメージされるようになるが遺伝子の大きな流れの一つであると考えてみたら?的なこと.思いつくままに書かれている印象だが時々出てくる故人の言葉や詩句を含め,自分は結構好き.

2022/05/14

HMax

50にして天命を知る。50歳になったら生物的人気は残っていない。生物としての存在価値があるのか?本川達夫先生、武田邦彦先生も同じようなことを言ってましたが、50歳を超えると動物としては終わりなので、社会貢献に励むということでしょうか。

2019/11/30

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