私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る (2) (朝日新書)
私たちはどう生きるか コロナ後の世界を語る (2) (朝日新書) / 感想・レビュー
さきん
一巻目よりも、若い小説家へのインタビューが増えているところが良かった。人の数だけ考え方は捉え方は違う。コロナ後というものはなく、常に感染症のリスクにさらされているということを認識する限りに認識し続けるというのが今後の展開になりそう。忘れられた頃がいわゆるコロナ前の状況ということになるだろう。
2021/11/26
あまね
朝日新聞デジタルで配信されたインタビューや記事を纏めたものですが、こうして一冊の本となると読み応えがありました。学者の知見、経済界、そして文化人と多方面からの角度の違う意見はポスト・コロナのヒントとなります。個人的には桐野夏生氏、金田一秀穂氏、多和田葉子氏の記事が心に残りました。また、『まえがき』で書かれていた『世界中の誰もが「明日、感染して死ぬかもしれない」といった不安と隣り合わせの憂鬱な生活を強いられている』の言葉には深く納得。簡潔ながら、コロナ禍の流れと歴史を纏められていて勉強になりました。
2021/08/17
Ayakankoku
20人の著名人達がコロナと向き合って述べた意見。興味深く読んだ。コロナ禍で人々の視界が狭くなっているという、ロバートキャンベル氏の指摘に納得。人と人との距離が離れることで、時にSOSを出している人の声が届かなくなる可能性の怖さ。人との関係性までウィルスに奪われてはいけないと改めて感じた。
2021/08/13
まゆまゆ
ウィズコロナを見据えた各界著名人によるインタビュー記事をまとめた内容。単純にオンラインによってすべてが解決するわけではないことを再認識。人と人とのふれあいは五感すべてで行われて然るべきもの。
2021/10/12
spatz
コロナ禍における、各界の論客にインタビューをしたり、 短い文章を寄稿したものをまとめたもののひとつ。いつ出版された(いつの対話かも)ということで内容が変わってくることも多い。この本も、それぞれの著者のページがかなり少ないのであるが、短くわかりやすくまとまっているといえるかもしれない。正直何も言ってないよ(考え中ですみたいな)なものもあったけれど、まさに「そのとき言えること」。内容は本当にさまざまで、哲学者から始まり冷静な分析を楽しみながらも、最後の方の文学関係の方々が表現が刺さる。まさに、さまざま。
2022/07/06
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