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徘徊老人ドン・キホーテ

徘徊老人ドン・キホーテ

徘徊老人ドン・キホーテ

作家
しりあがり寿
出版社
朝日新聞出版
発売日
2001-06-01
ISBN
9784023302464
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徘徊老人ドン・キホーテ / 感想・レビュー

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猫丸

都市生活し、テレビやwebの情報を鵜呑み。まわりの機嫌を窺って器用に合わせる。美味かろうがマズかろうが取り敢えず流行りのものは食べてみる。オリンピック観覧チケットが当たれば大喜び。ルールなんか知らない競技に熱中、どうかすると顔にペイントまで。脳機能停止したまま「野党って何でも反対するからねー」と脊髄反射。ソンナヒトニ私ハナリタクナイ。

2020/01/07

波のうねうね

登録が少ない…笑。図書館にあったよ。なんかもうね、ラストらへん号泣だったんだけど。映画とかお芝居とかになってるのかなー?まだならしたほーがいいよ、絶対面白いよ。そして、本家が素晴らしい作品だからこそ、このお話しが輝いているという部分もある!!近代小説のパイオニア的作品で、400年くらいのロングセラーで、メタ要素ありで、主人公おっさんで、邪気眼で、オタクで、悲劇で喜劇でって、なんかやっぱし本家やばいな!!!

2014/01/28

あみだ

読み始めた時は、変な老人の話だなぁと思ってましたが、徐々に社会・人間のリアルな描写が増えていき、最後にはとっても綺麗なオチ。毎度毎度、脱帽です。しりあがり先生のお話は、まるで新書でも読んだような読後感。いや、むしろビジネスとしての新書なんかより、胸に刺さるものがある。先生独自の視点で描かれた社会の闇と、それを正そうとする徘徊老人ドン・キホーテ。何が驚きかといえば、2001年の作品にも関わらずまったく古さを感じないこと。いつまでもセンセーショナルな漫画を描き続けて欲しい。

2016/04/01

三柴ゆよし

すべてのドン・キホーテたちに、鬼才しり上がり寿が捧げる。真剣に生きている人が、そして本当のことを言う人が嘲笑される、そんな現代社会を一人のドン・キホーテの眼を通して描いた大作。

2008/11/03

花のいろは

ドンキホーテ 騎士道物語(当時のヨーロッパで流行していた)を読み過ぎて妄想に陥った郷士(下級貴族)の主人公が、自らを伝説の騎士と思い込み、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」(「ドン」は郷士より上位の貴族の名に付く。「デ・ラ・マンチャ」は「ラ・マンチャ地方の」の意で、出身地を表す。つまり「ラ・マンチャの騎士・キホーテ卿」と言った意味合い)と名乗り、痩せこけた馬のロシナンテにまたがり、従者サンチョ・パンサを引きつれ遍歴の旅に出かける物語である。

2014/06/08

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