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女の子の昔話: 日本につたわる とっておきのおはなし

女の子の昔話: 日本につたわる とっておきのおはなし

女の子の昔話: 日本につたわる とっておきのおはなし

作家
中脇初枝
唐木みゆ
出版社
偕成社
発売日
2012-10-03
ISBN
9784035127109
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女の子の昔話: 日本につたわる とっておきのおはなし / 感想・レビュー

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☆よいこ

女の子が主人公の日本昔話が20話▽わらしべ長者/へひりの番人/豆ころころ/ほらふきむすめ/たわしの神さま/へっぴりよめご/ならなしとり/どんぐりひろい/ぴんぱらりんひめ/竜宮の銭ひり犬/おおみそかの火/お月お星/へびむこいり/花をぬすんだ神さま/たにしのむすめ/おかねのはなし/ホーラのマーヤ/アンカミ・アチャボとかしこいむすめ/赤いちょうと黄色いちょうと白いちょう▽おかねは力持ちの女性で、銃も上手。わらしべや、したきりすずめ、ならなしとり、たにし長者など有名昔話の女性バージョンもある。再話資料あり

2022/03/11

がらくたどん

先日読んだ『日本のヤバい女の子』(はらだ有彩)は昔話の中に現代のジェンダー観を携えて分け入っていく趣向で面白かった。こちらは女の子が活躍する昔話を集めた児童書。中世以降書き言葉で保存される過程で男性主人公1択になってしまったテキストも口承段階では女性主人公だった場合もある。私見だが語り手が爺か婆かや語りの状況(オナゴ衆の集まりとか)で併用されていた場合もありそう。敢えて標準語というのも児童書としては私は正解と思う。奄美とアイヌの民話が新鮮だった。原話リスト付きなので色々な興味に広げられそう。良書と思います

2022/04/24

花林糖

(図書館本)様々な女の子が登場する昔話集(再話)20話。巻末の著者による「おはなしについて」(各話の解説)があるのも良かった。お気に入りは「たわしの神さま」「おおみそかの火」「お月お星」「赤いちょうと黄色いちょうと白いちょう」。

2016/05/10

おはなし会 芽ぶっく 

あとがきの後「おはなしについて」と題して、中脇初枝さんが20話のおはなしを解説されています。どの地方で多く語られていたかも明記されています。『 わらしべ長者(岩手県 / へひりの番人(高知県 / 豆ころころ(岩手県)/ ほらふきむすめ(青森県)/ したきりすずめ(秋田県)/ たわしの神さま(富山県)/ へっぴりよめご(岩手県)/ ならなしとり(岩手県)/ どんぐりひろい(高知県)/ ぴんぱらりんひめ(岩手県)/ 竜宮の銭ひり犬(徳島県)/ おおみそかの火(宮城県)/ お月お星(岩手県) →

2020/09/04

ヒラP@ehon.gohon

最初は、男を女に置き換えた昔話のリメイクかと思ったのです が、実際の伝承であることを知って、驚きとともに昔話の奥深さに感動しました。 「したきりすずめ」や「ならなしとり」などは、慣れ親しんでいるだけに、ちょっと違和感がありましたが、つつましいだけではない女性の存在感に圧倒されました。 なじみのない昔話も収録されていて、あじわいのある本だと思います。

2015/06/04

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