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リスのたんじょうび

リスのたんじょうび

リスのたんじょうび

作家
トーン・テレヘン
植田真
野坂悦子
出版社
偕成社
発売日
2018-09-25
ISBN
9784035213604
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リスのたんじょうび / 感想・レビュー

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☆よいこ

動物寓話。誕生日の話。児童書。表題作+短編8つ[リスのたんじょうび]リスは忘れることがないように、家じゅうの壁にメモを貼る。誕生日を思い出したリスは招待状を出す。みんながプレゼントを持ってきてくれる。リスはみんなのためにたくさんのケーキを作る[カタツムリのたてまし]二階建て[ほこりがひとつ]上品に[サイのほしいものリスト]いろいろいっぱい[ケーキぎらいのためのケーキ]ゾウめ[マッコウクジラとカモメ]ダンス[ごちそうのならんだテーブル]とんぼ[仮装パーティー]なりきるとダメ[小さな黒い箱]いい思い出をしまう

2021/11/14

キジネコ

わたしは大人です。となかなか堂々と言えん困ったオッサンを自負してますが こういう本が楽しいんやもん しょうがない。と思ってると かつて子供であった私の中の、あの頃の私が話しかけてきます。「どうなの?」って。哲学的な問いの余韻だったり、粋な拘りだったり、永遠に解けそうにない謎だったり、心の中の光や影だったり… 順番を付けることに意味ないけど「ケーキぎらいのためのケーキ」が先ず一番の印象。まるで禅問答の様な御話で深いトコの鐘を静かに叩きます。「カタツムリのたてまし」や「仮装パーテイ」も。リスがかわいいのです。

2019/06/05

ゆのん

動物達が主人公の短編8編。全てのお話しのテーマがパーティーで統一されている。夜が森を覆ってゆく表現や、黒い箱の中身など優しくお洒落な1冊。119

2019/04/15

よこたん

“海岸のまんなかで、カモメのパーティーをしているこのよなかに、ときが止まってもわたしはかまわないと、感じていました。” ひとりは嫌いじゃないけれど、誰かと過ごすひとときのささやかな胸の高鳴りに気付けた幸せ。「マッコウクジラとカモメ」がとても好きな話だった。「リスのたんじょうび」のリスは、『ハリネズミの願い』のリス? 参加してたハリネズミが、あの子だったら嬉しいな。招いたほうも、招かれたほうも、どちらも楽しいって素敵。トンボ専用の水ケーキは、きっと優しい味なんだろうな。淡い素朴な挿し絵がぴったりだった。

2019/02/13

けろりん

パーティはすてき。お誕生日ならなおさら。いっしょうけんめいに招待状を書いて、みんな来てくれるかしらと気を揉んで。とびきりのごちそうも用意しなくては。友だちひとりひとりの好物でケーキを作って…。およばれされるのもすてき。友だちの顔を思い浮かべて、いっしょうけんめいにプレゼントを用意して。喜んでくれるかな?びっくりするかな?歌もダンスも、すてき、すてき!恥ずかしがり屋のトンボのために、バラの茂みのかげにケーキを置いたきみ。大成功のパーティーのあとに、ちょっと泣きたくなるきみ。そんなすてきなきみがうまれた日。

2019/02/01

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