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大雲払いの夜 (小さなスズナ姫)

大雲払いの夜 (小さなスズナ姫)

大雲払いの夜 (小さなスズナ姫)

作家
富安陽子
飯野和好
出版社
偕成社
発売日
1996-10-01
ISBN
9784035283300
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大雲払いの夜 (小さなスズナ姫) / 感想・レビュー

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けいこ

千年桜は空を飛ばされて帰るのかと思ったら、自分で歩いて帰るんだった〜(o^^o)!面白い〜!『かたい桜の幹に手をあてると、千年桜の鼓動が、スズナ姫の小さな手に伝わりました。』…『桜の木の幹のおくで、なにかが、ドキンと嬉しげに波うつのがわかりました。』友人が木に聴診器をあてて、木の声を聴いていた事を思い出しました。とても優しい気持ちになります。「復讐劇」は嫌だけれど、「悪い行為に対する罰」は、なんだかいい気分。また、雪の下で眠る生き物たちに思いを馳せると温かで静かな気持ちになりました。

2016/10/29

けいねこ

一年で一番忙しい師走を迎え、スズナ姫はてんてこまい。そこへ、千年桜が盗まれたという知らせが入る。なんとしても取り戻さなければ。  ほしいからと、山のものを持っていってしまう人間の傲慢さ。それには腹を立てながらも、罰を当てることにはためらいのあるナズナ姫。しかし、ここで、効果的な罰を与えることは、山神としての、大切な仕事です。体当たりするだけでなく、本当に必要なことを考え、慎重に実行する。それは、意志の強さであり、優しさでもあるようです。

さくらもち

山の冬支度をととのえる仕事で大忙しのスズナ姫。そこへ舞い込んできたのが、スズナ山の名物である千年桜が盗まれたという知らせでした…。 大晦日の「大雲払い」という儀式に、八百万の神々がいる日本の素晴らしさを感じます。狐たちの力も。シリーズ4冊の③。

2011/09/11

ねがい

豪快。スズナ山に千年桜が立っている姿が見えるようです。★★★★★

2008/11/26

なつめっこ

千年桜を盗んだ人間へのスズナ姫の天罰。・・・かっこいい!人間たちは、どう思ったのかな。

2012/10/27

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