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紙ひこうき、きみへ

紙ひこうき、きみへ

紙ひこうき、きみへ

作家
野中柊
木内達朗
出版社
偕成社
発売日
2020-03-25
ISBN
9784035285809
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紙ひこうき、きみへ / 感想・レビュー

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ひらちゃん

会いたい気持ちはどこまでも。行く道は違っても友達。そして今度はお互いに大事な存在となる。青い空を切り取った紙飛行機が、会いたい気持ちを繋げてくれるなんて素敵。いきいきと描かれる景色と、二匹のリスの友情に、心がじんわり温まる物語でした。

2020/06/04

ぶんこ

一人で暮らすシマリスのキリリの元に、一人で旅を続けるミケリスのミークが訪れる。二人(二匹)のお互いを思い遣る気持ちにほっこりします。「おもてなし」の気持ちって、これなのでしょう。しかし、ミークは旅立ったしまいました。寂しい日々をおくる二人が、再会するまでがとっいぇも素敵でした。空をチョキチョキして紙ひこうき、の手紙にする発想が素敵。絵も素晴らしかったです。

2020/06/19

とよぽん

木内達朗さんの絵が、ブリッタ・テッケントラップの画風と似ていて惹き込まれた。さすらいの一匹狼ならぬ一匹リスのミケリス、ミーク。定住の安らぎに何の疑問も抱かないシマリスのキリリ。空を切り取って作った紙ひこうきが、とても象徴的なアイテムだと思った。文も絵も日本人だが、紙ひこうきが結ぶリス君たちの友情物語に、何となく翻訳もののような雰囲気を感じた。

2020/07/06

キラ@道北民

「ルビねこ」で野中さんの児童書にハマり、新刊も読んでみました。大切なともだちに「会いたい」という想いを伝え合う紙ひこうき。実はいつもともだちと繋がっている「あるもの」で作られています。伝えたい気持ちにキュンとなります。グラデーション豊かな絵もとても素敵です。

2020/04/17

ヒラP@ehon.gohon

出会ったミケリスのミークと再会するために、旅に出たシマリスのキリリ。 種族の違いを乗り越えて、友だちを思う心が、繊細に描かれているファンタジーです。 木内達朗さんの幻想的な絵も素敵ですが、物語の中にも素敵なフレーズがきらめいています。 空を切り取るハサミって、こんなにデリケートな表現、感性が強くなければ意識できないですよね。

2021/08/08

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