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神の守り人<来訪編> (偕成社ワンダーランド(28))

神の守り人<来訪編> (偕成社ワンダーランド(28))

神の守り人<来訪編> (偕成社ワンダーランド(28))

作家
上橋菜穂子
二木真希子
出版社
偕成社
発売日
2003-01-22
ISBN
9784035402800
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神の守り人<来訪編> (偕成社ワンダーランド(28)) / 感想・レビュー

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ちはや@灯れ松明の火

ひとつの事実は見る角度によって違う真実を映し異なる歴史を紡ぎ出す。帰る場所も行く先も失った兄妹に重なる面影は、獣の如き目をした少女だった頃の己の姿か、一時を家族のように過ごした少年の面差しか。数多の民の平穏とたった一人の小娘の生命を秤にかけた時、理と情は異なる重みを告げる。猶予なく突きつけられた選択肢から始まる逃亡。どちらが善でどちらが悪なのか、正しい答えなど何処にもない。ただ、懐に逃げ込んできた命をその掌で包み込んだだけ。血に飢えた神の統べた歴史の影が、華奢な身体という殻の中で蠢き、孵化の瞬間を待つ。

2010/10/27

R

神を宿した子供を巡る物語でした。神の力とも呼ぶべき、恐ろしい能力を得たばかりに、様々な苦難を強いられることとなった兄妹をバルサが匿い、守っていく物語。チャグムのときとは異なる、さりとて、親代わりのようにして子供たちを導いて、諭していく姿が大変魅力的でした。子供が善悪を身に着けていく姿、成長と呼ぶべき変化が丁寧に描かれていて、情操が培われる情景が見事でした。物語は次に続き、ピンチの最中で終わりますが、この巻だけでも楽しめました。

2017/06/07

Rin

【図書館】今までよりも、より大人向けという感じ。神様は決して正義の味方ではない。人にとっては情け容赦のない、圧倒的な力と存在だし、思うように操ることなんてできない。また善悪についても、立場により見方は変わってくる。そんな風に感じながら、幼い子どもたちに降りかかる重たい責任と、事件に胸が痛くなる内容だった。それでも、バルサやタンダの存在が心強くて、子どもたちが流されないように踏み止まることができますようにと祈りたくなる展開。下巻が気になるところで終わってしまったので、すぐに読み進めたいと思います。

2016/04/28

万葉語り

守り人シリーズ5作目。綾瀬はるか主演のNHKのドラマの原作。新ヨゴ皇国で虐げられたタルの民アスラとチキサを袖振り合っただけの縁で命がけで助けるバルサとタンダ。狩る側の論理もきちんと書き込まれていて、何が正しいのか考えさせられる良書。2019-004

2019/01/03

背古巣

ページを繰るたびに面白さが増殖して来る。最後の方は一気読みでした。今回はアスラが"神の守り人"ですね。でも今の段階では"鬼子の守り人"かな?次で神の守り人になっていくのかなと思います。この巻ではバルサの戦闘シーンは多くありませんでしたが、そこで傷ついたバルサがアスラを背負いながら追跡者から逃れていく過程がハラハラドキドキでした。

2016/06/28

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