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天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド)

天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド)

天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド)

作家
上橋菜穂子
二木真希子
出版社
偕成社
発売日
2006-11-17
ISBN
9784035403203
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天と地の守り人〈第1部〉 (偕成社ワンダーランド) / 感想・レビュー

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ちはや@灯れ松明の火

命に代えても守り抜きたい存在の為に。北へと皇太子は進む。南海の果てで思い知らされた強大な世界、焦燥と無力感の狭間に見出した蒼く光る路を辿るも絶え間なく打ち寄せる苦難の波。西へと女用心棒は追う。一人で抱えるには重すぎる使命を背負ったかつての養い子、その足跡を辿れば逞しく成長した青年の姿が記憶の中のあどけない少年にとって代わる。国を南北に分断する内なる亀裂を抱えた騎馬の国に侵蝕する帝国の影、張り巡らされた陰謀、見えぬ敵、潜む刺客、。けれど誰よりも信頼できる人がいる、遠く隔てられても揺るがぬ絆が引き寄せ合う。

2010/11/15

Rin

【図書館】ここまで来ると児童書とは思えない。厳しい現実と、容赦のない陰謀。国と国との駆け引きに、感情だけでは切り抜けられないことも多いのだと伝わってくる。だから問いっ理想や優しさ、夢はもちろん感情だって無くしてはいけない。その難しい狭間に立っているチャグムを心から応援したくなる。別々の場所で、それぞれの戦いを行っているバルサやタンダ、トロガイはもちろん。他の人たちも目が離せない。これから、ますます過酷な試練が待ち受けていそうな予感が漂っている終わりかただったので、第2部も早く読みたいです。

2016/05/13

R

バルサの大活劇といっても差し支えない、旅人シリーズとは異なる、一人の用心棒の物語でした。とはいえ、二つに分かれていた、守り人、旅人の物語が合流していくドラマがあり、駆け巡るバルサが、敵か味方かわからない輩とのやりとりを経て、裏稼業の人間らしく情報を危険を冒して手に入れていく様だとかが、非常に面白く読めました。チャグムが、知らないうちにバルサよりも大きくなっていたという描写が、親子の、特に親の感慨を示しているようにも読めて感動してしまった。二人の絆が本当に素晴らしい。

2017/07/25

ミーコ

ようやくバルサがチャグムと逢えました。再会して思わずチャグムに抱きしめられたバルサ 背丈が自分より大きくなっているのに感慨深く読んでいる私まで涙が・・・ バルサにしろタンダにしろ チャグムを我が子の様に深く愛している姿に胸を打つ。これから先も難関が立ちはだかると思うけど 目的地に無事にたどり着く事を心から祈ります。終盤に近付いて来てる事に寂しさを覚えます。引き続き2部 3部を読んで行きたいです。 ヒュウゴに会えて懐かしい気持ちで一杯になりました。このシリーズ とても惹き付けられます。

2016/07/11

ひらちゃん

久しぶりにバルサが登場。チャグムの無事を祈ってひたすら追う姿は少し老いも感じる。チャグムとバルサが目指すものを早く見届けたい。やはりここは一気に2部、3部に進みたいところだ。早速図書館へ!

2016/06/18

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