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黄金(キン)の鍵

黄金(キン)の鍵

黄金(キン)の鍵

作家
ジョージ・マクドナルド
東逸子
George MacDonald
中村妙子
出版社
偕成社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784037262709
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黄金(キン)の鍵 / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

中村妙子訳。東逸子絵。「虹のたもとに行けば黄金の鍵が見つかる。」現実とファンタジー空間が入り混じった人間の国と妖精の国の国境。そこに住む少年はある日黄金の鍵を見つけます。それから長い旅が始まりました。ぴったり合う鍵穴を求めて。そしてとうとう少年がたずねあてたものは。

1988/01/19

妖精の国との国境に住む男の子はある日、虹の橋のたもとで黄金の鍵をみつける。冷たい家から逃げ出してきた女の子は、不思議なおばあさまの元で男の子と出会う。何もかもが見える通りではない妖精の国、年齢や時間まで自在に伸び縮みするその国を、二人は黄金の鍵に合う鍵穴を探して旅していく。何とも寓意的で示唆に富み、それでいて特徴や感想をまとめにくい不思議な物語。読んでいて、ああ今なにかのヒントをもらったのだと気付くのに、しばらくすると他の何かに上書きされている。河合隼雄さんあたりに解説してほしい。※コメント欄へ

2018/05/25

mabel

ナルニア物語や指輪物語の作者に多大な影響を与えた作者の作品。虹の根元で黄金の鍵を見つけた少年は、どこかにあるはずの鍵穴を探しに少女と旅に出る。どうしてこんな話が書けるのか、雷に打たれたようだった。いま、あまり知名度がないのが残念でならない。 東逸子さんの挿絵も秀逸。

保山ひャン

黄金の鍵を見つけた少年は、その鍵穴を探す旅に出る。少女もまた一緒になり、影のみなもとの国を目指す。途中、はなればなれになるけど、最後は合流。行き先の手掛かりを教えてくれる「海の老人」「大地の老人」「火の老人」、最初に出会う「おばあさま」、みんなめっちゃ若い。おばあさま曰く「わたしにはね、年をとるひまがないの」「年をとるのはなまけものの証拠よ」なるほど!

2015/08/21

月湖

数えきれないくらい読んでいるのに、この象徴的で神秘的で永久性に富んだ物語の魅力を表現する言葉を私は持ち合わせていない。私がこの物語と接するときの精神の様態を記すとすれば、微視的な視点と巨視的な視点を使い分け、足の裏に「いま」を踏みしめながら過去を呼び起こし、未来に想いを馳せて時間の神殿をめぐり歩いているつもりになって、一度きりの生ではたどり着くことのできない遥か彼方の国へ近づいていけるように思考をさまよわせている。それから、夜空を仰いで星々を繋ぎ、あの星座を探すのだ。還るべき場所に還った人たちの。

2018/09/16

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