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炎のように鳥のように (偕成社文庫)

炎のように鳥のように (偕成社文庫)

炎のように鳥のように (偕成社文庫)

作家
皆川博子
出版社
偕成社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784038506901
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炎のように鳥のように (偕成社文庫) / 感想・レビュー

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びっぐすとん

「歴史が好きなら」と新聞書評を読んだ親が12才の時に買ってくれた。私の初皆川博子作品。当時は天武や持統天皇は勿論、草壁皇子など知らなかったけど、子供向けとは思えない硬質な文章で語られる草壁皇子と彼の奴・小鹿の人生の、子供向けの本にはない暗さ、重さに衝撃を受け、特に奴隷の生活の辛さが淡々と描かれていて、この時代に興味を覚えた。ただ私は草壁より大津皇子のファンだけど。アノ両親からよくもこんな気弱な息子が生まれたものだと思うが、本人も自分の不甲斐なさが辛かっただろうな。若死にしたのも大津の死が原因の一つだろう。

iuba

皆川さんの、児童書、そして草壁王子あたりの歴史物でメインは男の子二人…最初はすこしライトな話かなと予想して読み始めたけれど、そんなことは!なかった!しっかり皆川さんらしい骨太な作品にまとまっている。交互に語られる心情とストーリーのなかで、王子の柔らかくおぼつかないやさしさ、そして小鹿の無骨に削り出された自由への希求と、誇りを失うまいと背筋を伸ばす様子の対比が生き生きと描かれている。あの瞬間、一生涯を生ききったのか、と自問し、否定する小鹿の凛とした姿が印象的。そして、挿し絵が怖い。

2012/04/06

メイロング

誰向けの小説だ! 内容のハードさはサトクリフのよう。後年の作品まで受け継がれていく少年同士の友情というテーマが前面に出ていてニヤリ。二人称小説はこうして向かい合わせにすると、間に話が立ち上ってくる効果があるんだね。挿絵の上手いのはわかるのだけど、なんかスポーツ紙に載ってるエロ小説の挿絵みたい。

2012/09/12

マツユキ

図書館の児童書コーナーで見つけて、思わず借りました。なんとなく古代ファンタジーかと思いましたが、歴史物。二人の少年の目を通して、生き生きとして描かれています。歴史の中に消えていくか弱き声。でも、それぞれが精いっぱ生きてきた。時には、お互い、傷つけあったとしても。皆川作品、もっと読みたくなりました。

2011/11/03

sa-ki

草壁王子と山の民の少年、平常時なら出会うことのなかった二人の交流を通して、真の自由について考えさせられる。

2009/11/29

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