アンクールな人生
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弘中綾香 妊娠や出産の意味を考えさせられた小説は「とにかく読んでいてつらかった」【私の愛読書】
著名人の方々が、お気に入りの本をご紹介するインタビュー連載「私の愛読書」。第1回の糸井重里さんに続き、今回はテレビ朝日アナウンサーの弘中綾香さんにご登場いただいた。
弘中さんは日々バラエティ番組で活躍する傍ら、複数のメディアでエッセイを連載している。今年9月には、幼少期からテレビ朝日入社までを振り返るエッセイ集『アンクールな人生』を発売した。 彼女のエッセイを読んで、バラエティ番組での明るいイメージを大きく覆すような内省的な文章に驚いた方も多いのではないだろうか。
子どもの頃から国語が得意で、小説をたくさん読んできたと話す弘中さん。今回は、結婚・出産など「女性として生きる意味を考えた」という小説など3冊をご紹介して頂いた。ぜひ本選びの参考にしてみてほしい。
(取材・文=金沢俊吾)
『夏子の冒険』三島由紀夫
『夏子の冒険』(三島由紀夫/角川文庫)
弘中:大学生の頃に初めて読んで、それから何度も読み返した三島由紀夫さんの小説です。
なんといっても、主人公である夏子の無邪気で行動力のあるキャラクターが大好きなんです。共感できるところがたくさんあるんです…
2022/11/25
全文を読む弘中綾香アナ「バラエティ番組のキャラ」と「本当の私」の間で揺れる理由。エッセイ集『アンクールな人生』執筆は“心のバランスを取るための作業”
テレビ朝日のアナウンサー、弘中綾香さんによるエッセイ集『アンクールな人生』が9月14日に発売される。2年以上にわたる『ダ・ヴィンチ』での連載をまとめた本書は「私が私になるまでの物語をまとめました」と本人が語る通り、幼少期からテレビ朝日入社までを振り返る1冊となっている。
過去のエピソードを読み進めていくと、幼少期に「愛嬌だけがある女の子にはなりたくない」と思い至るなど、バラエティ番組で「女子アナの弘中ちゃん」として振る舞うことへの葛藤も見て取れるのが、テレビの人気者の本音を覗けるようでとても興味深い。 弘中さんファンには必読の1冊だが、「弘中アナって、自己主張の強いあざとい子でしょ?」と思っている人にこそぜひ読んでほしい。きっとイメージが180度変わるはずだ。
本インタビューでは『アンクールな人生』の内容についてはもちろん、「なぜエッセイを書くのか?」というテーマでたっぷりとお話を伺った。そこには人気女子アナウンサーならではの「本当の私を知ってほしい」という切実な願いが込められていた。
(取材・文=金沢俊吾 撮影=干川修)
『アンクールな人生…
2022/9/16
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アンクールな人生 / 感想・レビュー
ねこまんま LEVEL2
テレビでよく見るなー。そういえば最近結婚したアナウンサーだよなぁ。どんな人なんだろう、軽い気持ちで手に取ってみた。今はテレ朝の顔のようなアナウンサー。けれども子供時代は自分の周りにもいそうな女の子。自分が小学校の時にもこういった女の子いたよなぁと懐かしみながら読めた。普通でいるより賢い方がいい、しっかり勉強されていて今の姿があるんだろうな。親近感のあるアナウンサーであり、尊敬できる方。これからのますますの活躍を期待したい。
2022/11/19
なべさん
可愛いからとかではなく、的確な言葉でストレートで言う姿がなんとなく清々しくてよくで出ると見てしまう弘中アナのエッセイ。小さい頃から就職までの人生を振り返って綴られていて、共感もあったり、全然違う世界の人だなと思うこともあったりするけど、読んでいて楽しかった。
2023/02/05
カリスマ
弘中アナのレギュラー番組が好きで、彼女の価値観を知りたくて購入。幼少期からテレ朝入社までの回顧録で、とても読みやすかった。大人気アナウンサーの彼女がどのような人生を送ってきたのかと思って読み進めてみたが、特別に秀でていた能力、派手さ、意外性はなく、良い意味でごく普通。女子校時代の経験が今の彼女を彼女たらしめる部分としておおきいのだとかんじた。大学で体育会に所属している自分に刺さる自律の話、就活の話が面白かった。「ビンゴのマスが開くか開かないか確かめるくらいの気持ち」で、様々な可能性を模索していきたい。
2022/12/23
まなみ
連載からずっとすきだったエッセイ。嘘のない文章、だからこそきゅーんとする苦しさみたいなものも包み隠さず迫ってきてそこがすき。ウエム先生との対談も最高。ずっと地味だと語ってきた弘中ちゃんだけど、結局目立ってたのか!ととてもしっくり来る。就活前とかに読むのもいいかもね。
Fumi
「男は踏み台、使い捨て」で世間を騒がした印象が先行していたけど、彼女の言葉の解釈がわかってよかった。弘中こ、悟りきっていて、常に等身大のあのキャラクターは高校時代の影響が大きいのだろう。女子高という環境が実際どのようなものかわからないけど、周りの目を気にせずのびのびした学生生活を送っていたことは垣間見える。教育系ベンチャー企業の社長との結婚が騒がれているけれども、本書で「スカイキャッスルが好き」とあったり、多種多少な教育制度について言及していたり、教育に興味があるのは弘中の小学校時代が裏づけになっている。
2022/10/30
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