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ジョゼと虎と魚たち(上)

ジョゼと虎と魚たち(上)

ジョゼと虎と魚たち(上)

作家
絵本奈央
田辺聖子
『ジョゼと虎と魚たち』製作委員会
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-10-15
ISBN
9784040648132
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「ジョゼと虎と魚たち(上)」のおすすめレビュー

映画『ジョゼと虎と魚たち』12月25日公開! 田辺聖子の珠玉のラブストーリーがアニメーションでよみがえる

12月25日に公開される映画『ジョゼと虎と魚たち』。 田辺聖子が描く恋愛小説の金字塔として、かつて実写映画化もされた物語が、アニメーション映画になって登場する。 主演声優は、中川大志と清原果耶。 恋をすること、未来に踏み出すこと…… 青春の痛みときらめきを描き切る傑作小説は、どのような形でスクリーンに現れるのだろうか。

 恋愛小説の名手・田辺聖子がその真髄を発揮して“完全無欠な幸福”を描いた名短編が、現代の大阪を舞台とした新たな物語へ生まれ変わった。

 恋の喜びもきらめきも痛みも──すべてが詰まった珠玉のラブストーリーだ。

 古びた一軒家で祖母と暮らす車椅子使用者のジョゼは、ある晩、楽しみである散歩の途中で坂道を転げ落ちそうになり、あわやのところを恒夫に助けられる。勤労学生の恒夫に、ジョゼの祖母は「孫娘の相手をしてほしい」というアルバイトを提案。口が悪くて辛らつなジョゼと、そんなジョゼに反発を感じる恒夫だが……。

 やわらかな大阪ことばを駆使して、男女の機微やユーモアを軽やかに綴り、数多くの恋愛小説をものした“浪速のサガン”こと田辺聖子。1984年に…

2020/12/22

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 12月25日に公開されるアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』。先んじて映画を観た著名人から、多くのコメントが寄せられている。その一部をご紹介!

アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』 公開:2020年12月25日(金) 原作:田辺聖子『ジョゼと虎と魚たち』 監督:タムラコータロー 脚本:桑村さや香 出演:中川大志、清原果耶、宮本侑芽、興津和幸、Lynn

■赤星憲広(野球解説者) 「『夢を描く、夢を語る』その美しさと儚さを思い知る。普段目にしている光景や、そこから生まれる感情を当たり前だと思ってはならない。鑑賞後その奥深さと温かさに心を動かされました。」

■朝霧カフカ(漫画原作者/小説家) 「目に見える何もかもが素晴らしい。風景、光…

2020/12/26

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映画『ジョゼと虎と魚たち』主演声優・中川大志×清原果耶「互いにぶつかるシーンでは徹底的にやりました」

12月25日に公開される映画『ジョゼと虎と魚たち』。 田辺聖子が描く恋愛小説の金字塔として、かつて実写映画化もされた物語が、アニメーション映画になって登場する。 主演声優は、中川大志と清原果耶。 恋をすること、未来に踏み出すこと…… 青春の痛みときらめきを描き切る傑作小説は、どのような形でスクリーンに現れるのだろうか。

 生まれつき足が不自由で、車椅子がないと外出もままならないジョゼ。海と魚が好きで、海洋生物学を学ぶ大学生の恒夫。古い一軒家で祖母と暮らし、他者とほとんどふれあうことなく生きてきたジョゼは、恒夫との出会いを機に、外の世界へ踏み出そうとする。初めての海、初めての図書館通い、初めてのデート。やがて二人の心は近づき、恋に落ちていく……。

 恒夫を演じた中川大志さんと、ジョゼを演じた清原果耶さんは、共に若手俳優として折り紙つきの実力派だ。声でキャラクターの感情を表現すること、役を通して感じとったこと、実写の演技とのちがいと気づきなどをうかがった。

――ご自身の演じたキャラクターについての印象と、感じたところを教えてください。

中川:恒夫はすごく自…

2020/12/25

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ジョゼと虎と魚たち(上) / 感想・レビュー

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GORIRA800

荒ぶる季節〜の絵本さんのファンでこっちの作品も流れで読んでみた 実写映画も視聴済みです 結構雰囲気が違くてこの漫画のファンタジー強めの作品もなかなか好きで小説の原作からこう料理することもできるのかと驚いた 白黒なのに海の表現が綺麗で海というロマンチックな世界観をより深めていて良い感じ

2021/03/16

わたー

★★★★☆アニメ映画版のコミカライズ。作画担当はアニメ化も経験した作家ということもあってか、描写も安定していてよかった。

2022/05/07

おおた

田辺聖子とか向田邦子が苦手で原作は読んでないけど、話はだいたい知ってる。背景まできれいな絵柄がスキ。ジョゼの絵は別の人が描くなど至る所に丁寧さが見える。めんどくさい人の話は他人事ならおもしろいですね。

2021/01/31

tamako

アニメは観てないけど、原作は読んだ。短くてサラッとした原作をよくここまで膨らませたなあ。原作の持つ障害者と健常者の超えられない壁や死を意識させられる冷たい湿り気のようなものを大切にしながら、きちんと今の物語にしているのが良い。

2021/11/07

ジョゼ虎に惚れたなら、この作品で恒夫たち、そしてジョゼにもっと近づけると思います。 アニメ映画→ノベライズ→漫画上巻の順で読んで来ましたが、アニメ、小説、漫画でそれぞれ描き分けが際立ってると感じます。 媒体が変わった時に、視点が文章だったり、映像から静止画に変わった時に、同じ作品なのにこうも見え方が違うのか。 『ジョゼ虎』という翼を授けてくれる作品が、一歩踏み出したいという人に、その一歩を支える手を差し伸べてくれてるような感覚。 恋も、お話し作りも『ジョゼ虎』には沢山教わっています。下巻も楽しみ。

2023/01/25

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