KADOKAWA Group

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デルタの羊

デルタの羊

デルタの羊

作家
塩田武士
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-10-07
ISBN
9784040650647
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映画『罪の声』が10月30日全国公開! いま最も新作が待たれる作家、2年ぶりの新刊が本日発売 『デルタの羊』刊行記念<特別対談>声優・速水 奨×作家・塩田武士

 代表作『罪の声』『騙し絵の牙』が相次いで実写映画化されるなど、出版内外で熱い注目を集める小説家・塩田武士氏が、2年2カ月ぶりとなる新刊『デルタの羊』(KADOKAWA)を刊行する。アニメ業界が舞台となっているこの作品をいち早く読んだのは、男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」への参加も話題を呼んだ、レジェンド声優の速水奨氏だ。2人はこの日が初対面だったが、冒頭からエンジン全開の対話が始まった。

『デルタの羊』(塩田武士/KADOKAWA)

――『デルタの羊』はアニメ業界で働く2人の男性が主人公です。最初に登場する渡瀬智哉は、伝説のファンタジー小説『アルカディアの翼』をテレビアニメ化するために奔走するアニメプロデューサー。もう1人の主人公である文月隼人は、企画内容の特殊性から業界をざわつかせているテレビアニメ作品に原画マンとして携わる、中堅アニメーターです。2人の人生が交わり、やがて予想外の物語が切り開かれていく……。アニメ業界の最前線を走り続ける速水さんは、本作をどのよ…

2020/10/7

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本日発売!『ダ・ヴィンチ』11月号第2特集は「Travis Japanがくれる幸せ」

編集M

 今号の第2特集はTravis Japan!

 メンバーには、好きな本を手に表紙も飾っていただきました。

 さて、この特集番外編では、なぜTravis Japanの特集を組むことになったかの経緯を少しお話させえもらえたら幸いです。

 きっかけは昨年秋に遡ります。

 ある日上司から突然「『虎者』の取材にいかない?」と提案されました。『虎者』は「Travis Japan」の主演舞台。

……トラヴィス・ジャパン……!??

(特集でマンガを描いていただきましたすぎやまさんと同じ状態)

 私は弊誌で主に芸能を担当しておりますが、当時、以前弊誌で連載してくださっていた、A.B.C-Zの担当の編集者が別にいたこともあり、いわゆる「アイドルグループ」を全く知らない編集でした。

「了解です~」と取材日当日、会場でお会いできたのがメンバーの一人、川島如恵留さんでした。当時金髪の彼は、全身銀色の衣装に身を包み、すっと伸びた姿勢がきれいだったことを覚えています。また川島さんは弊誌をよく読んでくださっているらしく、取材が本当にうれしいです! と何度も何度もお話してくださいました。…

2020/10/6

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デルタの羊 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

塩田 武士は、新作中心に読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか、本作はアニメ業界再生物語でした。著者は、こういった作品よりも、『罪の声』のような骨太のミステリの方が好い気がします。作中作『アルカディアの翼』の全編を読んでみたい。 https://www.kadokawa.co.jp/product/321804000674/

2020/12/03

旅するランナー

人生のスタートラインって、自分の本当の役割を見つけたときに引かれるもんじゃないでしょうか。アニメ好きならメチャクチャ楽しめる業界話が長く続いてヤベ~って感じだけど、途中から人間ドラマ色が強くなってヤベ~って思えてきます。挫折を乗り越えて生み出される芸術のカタルシスを味わえます。自分に本当に合う小説のボーダーラインを早計に引かなくて良かったです。正論of正論でしょ? 辛くなったら、風呂上がりに読書したらハマるかもね、アニメ最高!ってな具合に。

2020/11/23

ウッディ

「アルカディアの翼」に魅せられた渡瀬と文月は、制作とアニメーターになり、この小説のアニメ化を目指す。薄給で多忙な業界故に、仕事への愛と人同士のつながりがなければやっていけないアニメの世界、一旦頓挫したように見えた「アルカディアの翼」のアニメ化であったが・・。読み進めるのにとても時間がかかってしまった。原作小説と劇中劇、なかなか凝った構成だったけれど、自分がアニメの業界を理解できていないからなのかなぁ?アニメに携わる人たちの大変さと情熱だけは確かに伝わってきました。

2021/02/19

utinopoti27

本作の主要人物は二人。アニメのビジネス面に関わる製作プロデューサー・渡瀬智哉と、制作側のアニメーター・文月隼人だ。基本的な構成は、『アルカディアの翼』のアニメ化を巡り、立場の異なる二人の物語が交互に進行するというもの。致命的な難局を乗り越え、目標に向かって不屈の闘志で挑戦し続けるスタッフたちの気概は、痛快そのものだ。だが一方で、彼らの「アニメ愛」をいいことに、ブラックな労働環境に依存し続けている業界の現状は、客観的に見て歪んでいるのだろう。綿密な取材をベースに展開する塩田流お仕事小説は一味違う。

2021/04/01

のり

原作「アルカディアの翼」に魅了されたアニメーター達。アニメ化に向けてクリアしなければならない壁が数多くあるが、実現にむけ一歩一歩近づいていたはずが…白紙に戻りバラバラになったはずの仲間が再び一堂に会する事に。アニメーター達の横の繋がりや、志を同じくした時の強さはハンパない。諦めないプロ集団最高。「アルカディアの翼」は別冊で読みたい。

2021/04/25

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