泣きたくなるほど嬉しい日々に
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音楽は正妻、書くことは愛人!? 尾崎世界観「こういう人間もいるんだと安心してもらえたら」――連載エッセイに大量加筆『泣きたくなるほど嬉しい日々に』
音楽シーンにおいて圧倒的な存在感を誇るロックバンド・クリープハイプ。そのフロントマンとして作詞作曲も手がける尾崎世界観。これまでも、半自伝的小説『祐介』(文藝春秋)やエッセイ『苦汁100%』(文藝春秋)などを発表し、高い評価を得てきた彼が、また新たな試みを形にした。
『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(尾崎世界観/KADOKAWA)は、雑誌『ダ・ヴィンチ』で1年間連載したエッセイに、大量の書き下ろし等を加えた単行本だ(装丁に使用されている写真も、尾崎さん自身が撮りためていたものだそう)。「なにが正しくて、なにが不正解か、情報があふれていて、かえって自分の判断に迷う今の世の中。自分の感覚は間違っているんじゃないかと疑問を持つ人も多いと思います。でも、僕も間違ってきた結果、こんな本を書いている。『こういう人間もいるんだな』と、安心してもらえたら嬉しいです」。そんなふうに語る尾崎さんが、今回の執筆を通して見出したこととは? お話をうかがった。
『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(尾崎世界観/KADOKAWA)
■原稿用紙10枚のエッセイは、歯磨き粉のチュ…
2019/8/23
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泣きたくなるほど嬉しい日々に / 感想・レビュー
鱒子
図書館本。クリープハイプの尾崎世界観氏のエッセイを初めて読みました。読みながら、声を上げて笑ったり ニヤニヤしたり 寂しくなったり。こじらせ方が独特で、この人にしか書けないエッセイ。ーー歌詞を読んでみなきゃいけないな、聴くだけでは気づかなかった事がきっとすごくある筈。
2019/11/02
洋
書き下ろしを含むエッセイ集。とてもよい。彼が選び紡ぎだした言葉文章は完全に好み。2019.07.26
2019/10/08
しーふぉ
クリープハイプのボーカルのエッセイです。小説が評判だったので以前、祐介を読み、自分には合わなかったのですが、何故かこの本を手に取ってしまった。結果、面白かった。下品な部分もあるけど、下品なのは嫌いじゃない。ホロっとさせるエッセイもあり振り幅もある。
2023/05/30
れんこ
べったりではないが好きだと思う。スーツケースが苦手に共感。
2021/12/10
ふじこ
尾崎さん、さてはあなた、とてもめんどくさい人ですね?いいんですいいんです、そういう人、私だいすきです。エッセイでありながら、虚実のあわいが曖昧なのが心地いい。日常を押しつけすぎない彼の文章は、淡々としててちょっとシニカルでいつまでも読んでいられる。小銭が足りないからくれない?と言う人が苦手で、共感主義の世の中が苦手で、ミュージシャンでありながらアンコールが苦手。〈生きづれー〉と言いながら生きることを楽しんでいる彼は、充分に眩しい。
2019/11/21
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