凹凸
「凹凸」のおすすめレビュー
悶え喘ぐより、もっと心地いい声に癒される! 現役AV女優・紗倉まなさんがエッセイ集『働くおっぱい』を自らの朗読でオーディオブック化
『【紗倉まな朗読】働くおっぱい』(紗倉まな/KADOKAWA)
ダ・ヴィンチニュース上で2018年7月から連載されていた、現役AV女優・紗倉まなさんによる人気エッセイ『働くおっぱい』。
どんなことが書かれているか興味本位で読み始めた人も多いだろうが、ユーモアを交えながら独自の感性で書く文章に注目が集まり、みるみる120万PV超え! 昨年、早くも書籍化された。
すると、当然のことながら「せっかくだから本人の声で書籍を朗読してほしい」というリクエストが。そこで今回、オーディオブック化が実現したというのだからメデタイ!
はてさて、どんなエロい声が耳元に囁かれるのだろうか。胸ならぬ“おっぱい”を弾ませながら視聴してみると…
女性が聞いても引き込まれてしまう「癒しボイス」
これがいい意味で覆されてしまうからビックリだ。
鼻にかかった甘ったるい声やどこかに媚びを含んだ声が聞こえてくるのでは? とのエロ期待が多大なる偏見だったことに、まずは気づかされる(激しく反省!)。
若い女の子ならではのかわいらしい声ではあるが、決してキャピキャピはしておらず、耳にすーっと…
2020/2/18
全文を読むはあちゅう・ゆうこす・さえりん…WEBで輝く女性クリエイター対談記事まとめ
元始、女性は太陽であった。雑誌『青鞜』の創刊号に記載された“平塚らいてう”の有名な一文だ。当時から100年以上を経て時代は変わり、紙からWEBへと主役が変わりつつあるメディア業界で今まさに太陽のごとく輝く女性がたくさんいる。ここで、WEBの時代を牽引する輝く女性クリエイター3名にフォーカスしてみよう。
はあちゅう(伊藤春香) まずはなんと言っても“はあちゅう”さん。慶應義塾大学在学中に始めたブログがブレイクのきっかけとなり、女子大生カリスマブロガーと呼ばれた。大学卒業後に電通、トレンダーズを経てフリーランスに。作家としても活躍し、『通りすがりのあなた』(講談社)『「自分」を仕事にする生き方』(幻冬舎)など多数の著作がある。
ダ・ヴィンチニュースでは、AV女優で小説家としても活躍する紗倉まなさんとの対談を掲載した。 ずっとファンだったと語るはあちゅうさんからのオファーで実現した本対談。紗倉さんの新作『凹凸(おうとつ)』(KADOKAWA)も、ワクワクしながらページを開いたと語る。「(紗倉)まなちゃんの文章って詩的で、吸い込まれる感じ…
2017/12/28
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「育児や家事に勤しむ主婦も、働くおっぱい」/AV女優・紗倉まなインタビュー
現役のAV女優として第一線で活躍しながらも、小説家としての顔も持つ紗倉まなさん。2016年に発表した処女作『最低。』(KADOKAWA)は実写映画化もされ、話題を集めた。続く『凹凸』(KADOKAWA)では文学的な人称にまつわる企みに挑戦。2018年には老齢の男性を主人公にした『春、死なん』を「群像」に寄稿し、文芸誌デビューも果たしたばかり。
そんな紗倉さんの待望の新作となるのが、このたび発売された『働くおっぱい』(KADOKAWA)だ。本作はダ・ヴィンチニュース上で2018年7月より連載されていたエッセイを一冊にまとめたもの。小説家としての存在感を増す紗倉さんが、一体どんなエッセイを書いたのか。そして、そこにこめた想いとは――。
■“働くおっぱい”というパワーワードに導かれた
紗倉さんの持ち味といえば、その美しい文体にある。たとえば、『最低。』ではセックスの描写を次のように紡いでいる。
“じんと、かまれた箇所が熱くなる。熟した果実が腐っていくように、じゅくじゅくと身体が男の毒でむしばまれていくような気がした。”
端的に言って、実に詩的な文章だ…
2019/4/29
全文を読む『働くおっぱい』「7年間AV女優をやっていて、最もヒットした作品」/紗倉まな
「恵方巻が大量に廃棄される」という切ないネットニュースが流れてきて、えっ、しかも10億円分の恵方巻とな!? っておったまげー。
生産量もさることながら、手に取られない量にもダブルでびっくり。みんな、そんなに恵方巻って食べないものなの? 恵方巻への愛情って、そんなに薄れているの? あんまり思い入れがないとか? というかいつから始まったんだっけ、恵方巻の文化。
「太いものを咥える」だなんて最高にエロ映えするし、こちらの業界では季節感のエロを取り入れるにあたって非常に需要のあるものであるのになあ…。
食品の中では、ダントツで太さ部門の上位にも君臨するしさ。今年も、女優さんが恵方巻とのツーショットをバンバンアップしてくれていて、全神経が潤っているような人々の好感触具合までこの目で見たぞ? と思ったけれど、そういえば私も、今年はコンビニで置かれているのをスルーして味気なく過ごした節分でございましたな。
なんだか近隣での恵方巻の待遇が気になって、ちょっくら近くのスーパーに行ってみたら、入口のすぐそばに「コチュジャン入り恵方巻」がそれはもう山積みにされていて、…
2019/2/7
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凹凸 / 感想・レビュー
dorebook
初読み作家さんだがう~ん、困ったなぁ。評価として高いAmazon然り、読メ然り・・・・だが、やはりう~ン。何度途中で放棄しようかと思い乍らも最後まで読了。結果、正幸・絹子・栞たちの生き様が、今の私としては好きではないのだと気づく。私には合わなかっただけでした。
2017/06/01
Vakira
この題名 「凹凸」。 ♀♂のこと?いやいや、この物語では凹と凸を並べて表現することで行為を表現。登場する小学生が言う凹凸とはセックスのこと。今回 AV業界話は封印。AV業界話でなくても僕的には十分心に残る作品になってました。まなさん流石。新作「春、死なん」にますます期待しちゃいます。この本は親子2代の家族生態と凹凸の物語。人間は生物なので生物として生きてそして次に生命を繋げる。確実に未来へ生命を繋ぐためには家族というシステムが有効だ。結果、人類が他の動物と異なり、高度に進化出来たのはこのシステムのお陰。
2020/03/14
Takanori Murai
デビュー作「最低」は読者に寄せた大衆小説路線。こちらは純文学路線。「最低」のあと読んだ人たちは戸惑ったようだ。紗倉さんが書きたかったのはこちらではないか。母の目線での夫と娘、娘の目線での父と母、″わたし″は母と娘で入れ替わり、読者を悩ませる。″わたし″がどちらだかわからなくなるのは、狙いか。自分と母を交錯させる思いのシンクロ。屈折した親子関係だが、9割方は日常が進む。それも読者を苦しめる。最終章は父目線。これから読む人、再読する人、あなたの目線でじっくりと栞ちゃんの心の動きを追ってほしい。
2020/03/19
aloha0307
デビュー作『最低。』よりさらに文学度がアップした感。 実体験?を基に綴る、母子二代にわたる愛と赤裸々な性のものがたり。 夫と妻、父と娘、彼と彼女etc...時間のピポットを巧みにずらしながら、決して平らにならない男女のまさに 凸凹 を描きながらも、いっぽうで”私はひとりではない” との隠れたメッセージが聞こえてきました。
2017/07/09
みるく
前作からは一風変わった感じを受ける。一作目がテンポよくさらりと読みこなせるのに対して、今回の作品は今日迄に3度読んでいる。内容はもとより、作者の描く描写や感情の移り変わりは奥が深い。最後は何処か寂しさを残す作品。作品の内容と言うよりも作者の表現に感動…きっともっともっと凄い作家さんになるんじゃないかって気がする作品。
2017/03/31
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