KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

クインテット・ファンタズム (1) 輝刃の姫君 (富士見ファンタジア文庫)

クインテット・ファンタズム (1) 輝刃の姫君 (富士見ファンタジア文庫)

クインテット・ファンタズム (1) 輝刃の姫君 (富士見ファンタジア文庫)

作家
東出祐一郎
ワダアルコ
出版社
KADOKAWA/富士見書房
発売日
2014-08-20
ISBN
9784040702773
amazonで購入する Kindle版を購入する

クインテット・ファンタズム (1) 輝刃の姫君 (富士見ファンタジア文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

まりも

よくある学園+バトルモノなのかなと思ったら予想以上にシリアスで驚いた。若者の自殺が当たり前のものとして認知される世界で死と隣り合わせの幻想闘技「ファンタズム」を舞台にした作品。ありきたりなバトルものにしない為の設定、魅力あるキャラ達と作者の実力がよくわかる。ケモノガリはあんまり合わなかったけど尖っているけど読みやすいので良いですね。終盤で他校のライバルが一気に出たし今後も楽しみ。ヒロインはイミナが犬っぽくて可愛いがのんびり系のもなむが好みです。

2014/08/23

ドル箱

さて、初?著者ではないな~過去、何かの作品を読了している筈だが記憶に乏しい、テーマは価値、根底は読めませんでした。少し著者の「思い込み=書きたい事」が強い作品に見えました。設定の限界進化は、云わば、生者のゾンビですが意思はあります。ハヤカワ辺りにあるSF心理もあるのですが、全然、そのレベルに達していません。思慮描写、戦闘描写が短絡的で、え?何故そうなると首を傾げます。いくらラノベでもちょっと唐突過ぎます。そこら辺を、もっと丁寧に書いてあったら良かったと思う。エロゲーのテキストに近いものを感じる。

2014/09/09

しぇん

ケモノガリの東出先生の新作。前別文庫で出たSFと同一世界の物語ですね。少子化対策に子供を生産する事になった世界。生産された子供たちは生きる価値を見出せずに簡単に自殺してしまう世界と中々世界が凝っていますね。余り自分の好みでは無いのですがメインヒロインが子犬系で可愛らしいですね。主人公は容赦無い所が良い感じです。最後に主人公の過去のライバル達が一斉に出てきましたが多すぎて次までに殆ど忘れてしまいそうです。

2014/08/22

T.Y.

「自殺世代」と呼ばれる程に若者の自殺が増えた未来社会、拡張現実を使った闘技「ファンタズム」が普及していた。御津神戌意はかつてこの協議で人を殺して以来遠ざかっていたが、後輩の少女・刻導イミナに求められ、ファンタズムに復帰することになる。自殺衝動に抗い、生きる意味を摑むために命がけの協議に挑む少年少女、無双で苛烈な主人公等は作者らしいのだが、武装はバーチャルな拡張現実でありつつ死の危険性ありという設定とか(筋としてはバーチャルでない方が嵌まるような)、学校の部活スポーツという体裁が、いささかしっくり来ない。

2014/09/07

1_k

東出先生にしては、地味目の作品。王道の学園バトル物+カムバックストーリーだが、そこに割りとガチなスポ根を持ち込んで、中盤すぎるまで本格的な試合のないスローテンポな仕上がりに。背景設定は流石としか言いようがなく、この上なく東出カラーが出ていると思う。しかし、ケモノガリのド派手で度肝を抜く規模のアクション要素のような華やかさには欠けている。私は好きなんですけどね。売れなさそうな感じがして、打ち切られなければいいと祈るばかり。

2014/08/23

感想・レビューをもっと見る