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おいしいベランダ。 マンション5階のお引っ越しディナー (富士見L文庫)

おいしいベランダ。 マンション5階のお引っ越しディナー (富士見L文庫)

おいしいベランダ。 マンション5階のお引っ越しディナー (富士見L文庫)

作家
竹岡葉月
おかざきおか
出版社
KADOKAWA
発売日
2018-07-14
ISBN
9784040727844
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「おいしいベランダ。 マンション5階のお引っ越しディナー (富士見L文庫)」の関連記事

イケメンと半額シール。そして彼のベランダで見たものは…/『おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん』⑤

進学を機に一人暮らしを始めた大学生の栗坂まもりは、お隣住まいのスーツの似合うイケメンデザイナー亜潟葉二に憧れていた。 ある時ひょんな事からまもりは葉二に危機を救ってもらうのだが、それは憧れとはほど遠い、彼の真の姿を知る始まりで……!? ベランダ菜園男子&野菜クッキングで繋がる、園芸ライフラブストーリー。

『おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん』(竹岡葉月:著、おかざきおか:イラスト/KADOKAWA)

 寝室から出てきた亜潟葉二は、黒いジャージの上下に、太い黒縁のセルフレーム眼鏡という出で立ちだった。

 そりゃあ眼鏡が似合うだろうと思ったことはある。しかしあれはカルバン・クラインのコレクションラインに、銀縁細めのチタンフレームであって、こんな三本ラインジャージにゴンぶと黒縁ではない。

 スーツの時は絶妙なお洒落パーマだった髪型も、現状では『寝癖』の二文字がしっくり

くる。

「……なに? 俺の顔に何かついてる?」

「いえ……ふ、普段はコンタクトなんですねと……」

「そう。めちゃくちゃ度がきついから、一日はつけてられないんだわ。外すと生き返るってか、肩こるしな…

2019/7/31

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ストーカー男から救ってくれた隣人のイケメンと急接近!? だけど…/『おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん』④

進学を機に一人暮らしを始めた大学生の栗坂まもりは、お隣住まいのスーツの似合うイケメンデザイナー亜潟葉二に憧れていた。 ある時ひょんな事からまもりは葉二に危機を救ってもらうのだが、それは憧れとはほど遠い、彼の真の姿を知る始まりで……!? ベランダ菜園男子&野菜クッキングで繋がる、園芸ライフラブストーリー。

『おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん』(竹岡葉月:著、おかざきおか:イラスト/KADOKAWA)

「――はあ、なんだよおい。関係ないだろ、殺すぞ!」

 ひときわ大きく響いた男の怒声に、ぞっとした。

(殺す!?)

 冗談じゃない。そんなの駄目。

 まもりはベランダからリビングへと飛び込み、廊下を走って、玄関のドアを開けた。

 恐ろしいことに、かけたかどうかわからなかった鍵は、かかっていなかった。

「亜潟さん!」

 共用廊下に顔を出すと、右隣の部屋のおじさんも、そのまたお隣の若夫婦も、表に出てきていた。

 そして、スーツの上着を脱いだ状態の亜潟葉二が、長髪男の関節を逆に決めて、床に押し倒していた。

 男は組み敷かれた格好のまま、すがるようにまもりを見上げてくる。

「…

2019/7/30

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おいしいベランダ。 マンション5階のお引っ越しディナー (富士見L文庫) / 感想・レビュー

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のんき

まもり、絶体絶命のピンチ!マンションの大規模修繕のお話しからイヤな予感がしましたあ。あの人も帰国してくるなんて。まもりは引っ越しするしかありません、もうこのシリーズも終わりかなあ。まもりと葉ニとの関係はどうなっちゃうのよ。もう!プンプン!でも二人なら大丈夫!だよね。まもりは葉ニが大好きだし、葉ニも、まもりを大事に思ってるもん。お互いの誕生日プレゼントには、やられちゃったあ。そのプレゼントで、どんな障害があっても、二人を離すことなんてできないな!

2019/01/19

しいたけ

サブタイトルに何巻目かわかるよう数字が入っている仕掛けです。葉ニ×まもりコンビももう5巻目。進展しているんだかしていないんだか。ベランダ菜園と料理にごまかされてここまで読んできましたが、5巻目にしてようやく「そういえば葉ニって、まもりのどこがいいの?」などと冷めたことを考えてしまいました。そんな私にぶっ込んできましたよー、竹岡さん。5巻目、満を持してのしいたけ登場です。あとがきに「マンション5階の引っ越しいたけにしようなんてしょうもない案まで飛び出した」なとど書かれてました。ん?なんでしょうもないのかな?

2018/07/18

スズ

マンションの大規模修繕工事に伴ってベランダ菜園の鉢を撤去する事になったまもり達。野菜達との別離に断腸の思いでいたまもりだが、葉二の姉が鉢の避難場所を提供してくれる事になり…。恋人の姉の家にご挨拶というビッグイベントを前に虎の子の洋服をクローゼットから大慌てで引っ張り出し、特製のハーブクッキーも自作して戦闘準備万端のまもりが可愛らしく、二度目のクリスマスも甘々で読んでいて非常に面白い。ベランダでの野菜栽培に苦心していた頃と比べて、収穫した野菜を料理して恋人と一緒に食べる時間が増えたまもりの笑顔が大好きです。

2019/04/07

野のこ

いろんなハプニングもありながら、ふたりが順調に両思いでほっこり。ニマニマしながら読みました。最後は ここまでしたんに!?とずっこけたけど。同棲もちょっと妄想しちゃいました。10歳くらい年の差なのに違和感なくてまもりちゃん大人になったなぁって思った。ハーブクッキーもさらっと作れちゃってるし。私はイチジク大好きなので、千鶴さんの収穫ツアー参加してみたい。石窯で焼いたイチジクのピザ食べたい!6も出てるみたいなので楽しみです♪

2019/02/05

yanae

シリーズ五作目。今回はマンションの大規模改修工事と涼子の帰国!大きな出来事がたくさんで読みごたえあり♡工事は、なるほど、ベランダが使えなくなるんだな、意外な盲点。お陰で葉二のお姉さんに会うきっかけに。北斗のかわいいとこもみれてよかった。まもりの引っ越し騒動とかえるけど、涼子ちゃんとの二人生活楽しそうだったな。メイクしたときの葉二の反応が…(笑)最後はまさかの展開立ったけど、所々出る葉二のまもりへの愛情いっぱいのつぶやきにキュンキュンする♡楽しい一冊でした!

2019/09/25

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