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ウソつきの構造 法と道徳のあいだ (角川新書)

ウソつきの構造 法と道徳のあいだ (角川新書)

ウソつきの構造 法と道徳のあいだ (角川新書)

作家
中島義道
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-10-10
ISBN
9784040822792
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ウソつきの構造 法と道徳のあいだ (角川新書) / 感想・レビュー

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テツ

世界は嘘に塗れている。成人して久しいぼくやあなたにはよく解るだろう。人はみな嘘をつく。日常的に嘘をつく。ぼくorわたしは常に真実だけを口にするなんて宣うのはハッピーになるクスリを常用している奴らだけだ。なのに何故基本的には「嘘はよくない」としているのか。何故幼いこどもに向けて「正直であれ」などと心にも思っていないことを口にするのか。常に正直に思うことだけを口にするような人間が社会では生きていけないと十二分に承知している筈なのに。本音と建て前。それを使い分けることには罪悪感をもたなければならない。絶対に。

2019/11/01

TAKA0726

作者は長く哲学会に所属し、ウソの構造を科学的ではなく哲学的に分析しているがやたらカントやサルトルが出てきて内容が理解できない。冒頭70歳以上の高齢者は、働いておらず、若い者たちに養ってもらっているので謙虚に威張るなと言いたい!と言いながら自身が政治家、もりかけ問題、あおり運転、日大アメフトに文句ばかり並べどうなのかと思う。真実を語れも何が本当の真実なのか、人それぞれ捉え方が違い口のうまさで嘘も真実になるのではと言いたい。現代は、殺人事件より痴漢事件を大々的に取り上げるマスコミも魔女狩り、ヒステリックでは❓

2020/01/09

amanon

ウソをつくことは基本的に良くないと恐らく誰もが思っている。しかし、一生嘘をつかずにいることは不可能。これも周知のことである。「嘘も方便」は一体どこまで許容できる概念なのか?本書を読んでふとそんなことを考えた。また、本書を読んで、前政権から今日にかけていかに政治家の言葉が軽くなり、政治が腐敗したかを改めて痛感。常識では到底あり得ないことが堂々と罷り通って今日に至っているという状態の異常さに今更ながらに驚愕。著者のいう「繊細の精神」が減退しているということか。哲学の復権が必須だが、ほぼ絶望的なのが辛い。

2021/11/09

まさや

少し前にあった事件を題材にしているので分かりやすかったです。自分の得になることと損になることを話している人がいたら、損になることを言っている方が事実を話している可能性が高いと思いました。

2021/01/23

taka

森友加計学園問題などここ数年で起こった、当事者の嘘っぽい(多分嘘)発言がどうして発生してするのか。こんなに嘘ばっかりまかり通るのに、なぜ子供に嘘をついてはいけないと教えるのか。哲学に関する知識も具体例と合わせているためかなり平易です。法に触れなければ何でもOKという法治国家の限界を感じます。

2019/10/19

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