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宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略 (角川新書)

宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略 (角川新書)

宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略 (角川新書)

作家
山本博文
出版社
KADOKAWA
発売日
2021-09-10
ISBN
9784040823904
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宮廷政治 江戸城における細川家の生き残り戦略 (角川新書) / 感想・レビュー

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みこ

幕藩体制が確立されるまでの細川家の様子を描写。歴史を結果から知っていると、関ヶ原・大坂の陣で家康の点かが確立し、細川家も幕末まで生き延びたと認識してしまうが、当時の人々の言動を見ると先の見えない中での緊張感が伝わる。山本氏の本は当時の人の息遣いが感じられるのが嬉しい。ヤンチャな戦国第二世代のイメージが強かった細川忠興が貫録たっぷりのご隠居様なのも新鮮だ。なにかと隣人トラブルの多かった黒田家が敵役のような感じで出てくるのが少々微妙な気分だが、この時の当主は忠之だからまあ仕方ない(笑)

2021/12/24

MUNEKAZ

もとは1993年の刊行。以前から読みたいと思っていたものなので復刊はうれしい。外様大大名の改易がまだ普通にあった江戸時代の初期、細川忠興・忠利親子の二人三脚での世渡りを、二人の往復書状をもとに再現する。戦国の気風を見せる忠興に対し、気遣いと人質時代に培った人脈を駆使する忠利と世代間の違いも垣間見えるのが面白いところ。また親子の苦闘を読みやすい筆致で描いているだけに、自慢の息子・忠利に先立たれて取り乱す忠興の姿には、思わず涙を誘われる。噂と嫉妬が渦巻き、忖度まみれの江戸城の「宮廷政治」の激しさが伝わる一冊。

2021/11/05

rebi_seed3498

外様大名から見る幕府政権や権力といった視点が面白い。「常に上様の御前にいると考えている」と忠利に説く忠興の用心深さが外様の立場だったのでしょう。有力者である家老との顔繫ぎが欠かせませんが、その家老の権力の源泉は将軍からの信任なので結構権力として脆い。秀忠に代替わりしたとたん本多正純が罷免された例を見ると、交際する政権内の有力者を決めることすら結構ギャンブルだったのではないか。書状と言う一級資料ですら研究者にとってメリットデメリットがあることは驚き。あと忠長が割とシグルイのまま。

2022/09/20

Go Extreme

細川忠利の人質時代 「宮廷社会」の成立 中央政局の変転 江戸の大名生活と細川氏 肥後熊本に転封 家光の御威光 島原の乱と細川氏の栄光 天下泰平 御家存亡の危機

2021/12/28

katashin86

初版1993年、かつて文庫にも入った「江戸城の宮廷政治」を改めて新書として復刊。 江戸幕府という秩序・天下泰平の形成・実現において、外様大大名がどのような立場でどう行動したのか、リアルな動静がまず興味深く読み進められる。 豊前のち肥後国主細川氏の父子往復書簡は、今となってはこの時代を研究する代表史料となった。中世の衣鉢を継ぐ細川一族が、近世を今に引き継ぐ記録を残してきたことにもまた感慨を覚える。

2022/01/23

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