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あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)

作家
山田風太郎
出版社
KADOKAWA
発売日
2011-12-22
ISBN
9784041000564
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あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫) / 感想・レビュー

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ビブリッサ

生きていると何となく人生の折り返しが分かる、と聞いたことがある。もっと生きていると残り時間が後3年ぐらいだろうか、と分かるものなのかも知れない。風太郎先生の老いた老いたと言いながら生を心の底から楽しむ姿。かく在りたいとは思っても、先生と私じゃ月とスッポン。たった一つ一緒なことは、一人の人間として俗世を生きている(生きた)ことぐらい。それでも、人生楽しまなくちゃ損でしょ、ねぇ、センセ。苦笑いされるのを覚悟で言いますね。「先生の文章は本当に読みやすくて美しいですね。物書きの職人のだと思います^^」

2017/06/15

kinkin

平成五年から平成八年頃に書かれたエッセイ集。死や現在の世の中のこと、若い頃に体験した太平洋戦争や当時の社会のこと、お酒のこと、女のこと、身の回りのふとしたことが氏の視線で切り取られていた。また江戸川乱歩氏の葬式に立ち会った時の様子も書かれていてこれは興味深く読むことができた。山田風太郎氏の本は『甲賀忍法帖』をずいぶん昔に読んだくらいだ。それでも予想できないような展開とキャラクターの特異性は覚えている、再読したい。

2017/11/07

ぐうぐう

山田風太郎、晩年のエッセイ集。タイトルからして、なんとも山風らしい。せいぜい晩飯を食えるのもあと千回くらいのもんだろう、という意味のタイトルには、諦念と狼狽が滲んでいる。その人間くさい状態をおもしろおかしく書く山風は、人であり作家であることにとても正直だ。彼を徐々に襲う身体の不調に対しても、厄介だと感じながらも、例えば「白内障も悪いことばかりではない。眼は、風景を見るにはよく見える方がいいが、人類を見るには、少しかすんでいたほうがいいようだ」と書く。(つづく)

2021/06/08

Pー

「いろいろな徴候から、晩飯を食うのもあと千回くらいなものだろうと思う」と書き出されたこのエッセー集。1993年から96年にかけて発表されたもので70代と老境に入った著者の死生観・人生観が随所の披露された作品。著者は医学部を卒業したにもかかわらず自分は医者に向いてないと作家の道を選ぶといった数奇な人生を歩んできた。だから医学的な知識も相当に持ち合わせていながら人間の「老い」や「死」について語っているのでボクも身近であるが故にひとつひとつが十分に納得のいく話だった。結局三千回くらいの晩飯を食ったけどネ。。。

2016/11/03

金吾

表題作は老いと死について淡々と書いています。動揺がない文章ですが、自分の将来と思いながら読んだ自分が動揺しました。風山房日記や風来坊随筆は面白かったです。

2021/12/12

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