KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

TROIS トロワ 恋は三では割りきれない (角川文庫 い 60-5)

TROIS トロワ 恋は三では割りきれない (角川文庫 い 60-5)

TROIS トロワ 恋は三では割りきれない (角川文庫 い 60-5)

作家
石田衣良
佐藤江梨子
唯川恵
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-01-25
ISBN
9784041000946
amazonで購入する Kindle版を購入する

TROIS トロワ 恋は三では割りきれない (角川文庫 い 60-5) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

りゅう☆

エステ経営者季理子45歳は11歳年下響樹と交際8年。歌手を目指すエリカ24歳を二人がプロデュースするところから始まる三角関係。唯川さんの巧みな心理描写に加え年齢的にも近いからか季理子に一番感情移入するも、エリカの気持ちと響樹の優柔不断な態度に腹立たしさ極まりない。そういう関係に仕向けたのは季理子だから自業自得なのだが将来を考え先を読んでの思いに共感。サトエリの描くエリカの選択はどうしても違和感や軽さが拭えない。響樹は石田さんの「夜の桃」を彷彿させるような結末を迎えたが、季理子の決断は女性として賞賛できた。

2015/03/09

ワニニ

ありがちな話だったけれど、いいな季理子さん。カッコいい。努力も成功も恋愛も選択も!ただ、響樹が…女性二人がそこまで夢中になるような男なのか~?いまひとつ不明。ストーリーにも、人物にも、もうちょっとゾクゾクするような何かを期待しただけに、良くも悪くも軽い感じ。

2015/03/22

ひめか*

面白くなかった。不倫浮気嫉妬、ありがちな話だけど、全員もっとちゃんとしろよと言いたくなる(笑)誰もがみんなこういう風になるわけではないけど、響樹は付き合ってる人がいるのに別の女を好きになって、どっちも手放せないなんて男として情けない!季理子はエリカを綺麗に美しくしてあげたいと自分で貢献しときながら、嫉妬で別の男に手を出すなんて最低!エリカは二人が付き合ってると知った上で響樹との関係を持つなんて最低!ということで、不純なあなたたちを理解できませんでした。全員別れてゼロから出直しましょう!

2017/01/30

ピロ麻呂

オーソドックスな三角関係のラブストーリーだけど、30代の男性プロデューサーを石田衣良が、その恋人で40代のエステサロン女性社長を唯川恵が、プロデューサーに見出されてブレイクする20代の女性歌手を佐藤江梨子が、リレー形式でストーリーを紡いでいきます(^^) やっぱり恋愛ものは恋する気分に浸れてええなぁ(≧▽≦)

2016/01/03

いずむ

1人、1つのカドが増える度に、お互いの関係性は難しくなるけれど。どんどんカドになるひとが増えれば、それだけ隣のひとが見えやすくなる。繋がり広がり、やがて世界はマルくなる。ひとりの男にふたりの女。恋は三では割り切れない、けれど。それは四でも五でもきっと同じ。恋愛小説、という視点よりも、三人のストーリーテラーの、三者三様の、世界に対する美しい視点が印象的でした。割り切れないことを、割り切らない。この人たちは、きっと、そんな風に世界を見てる。割り切れない、より、欠かせない。そんな、三位一体のマリアージュでした。

2012/02/17

感想・レビューをもっと見る