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エンディングノート (角川文庫)

エンディングノート (角川文庫)

エンディングノート (角川文庫)

作家
桂美人
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-08-25
ISBN
9784041004289
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エンディングノート (角川文庫) / 感想・レビュー

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ガミ

フリーライターの神尾良子(かみおりょうこ)が、元彼の会社が主催する文章講座で「エンディングノート」に出会うことで家族、特に父と向き合っていく物語です。文中に入る✳︎の小説や、かつての恋人の洋介の謎など、色々なものの付箋がうまく盛り込まれ、徐々に明かされる展開が読みどころでした。父が密かに書いていたエンディングノートに対する良子の思い(p253〜)を読むと、互いの不器用さと後悔がにじみ出ていていましたが、ここには良子の「一人の娘らしさ」が出ていて、安心感を覚えました。

2015/12/18

mimimama

図書館の郷土作家コーナーで出会い、タイトルに惹かれて借りました。何の先入観もなく読み始めたのですが、水晶が浜と良子さんの話がどう関係しているのかわからぬまま終盤に…。あー、そういうことだったのか!納得&何とも切ない…。だけど、とても強いメッセージが込められていたんだな。個人的にはエンディングノートは遺したい。何せ身の回りを整理整頓するのが苦手なので、それくらいしないと家族に迷惑をかけそうで…。上手く言えないけれど、思いはその都度ちゃんと伝えていかなければいけないですね。自分のためにも周りの人のためにも…。

2016/09/30

Yunemo

人の死は誰の上にも等しく訪れる。生まれた瞬間から老いは始まっている。気付くと周りには誰もいない。一人になると自分だけが取り残された気がするのは何故。親との向き合い方。主人公のクールさ、いわゆる厭な性格が、物語が進行していく中で変化していく様が読み取れる。このところが作品の良さにつながっている。  本編と関係ないと思われた物語が、最後に結び付くところ、また面白い。

2012/08/28

パンダプー

なんだか、不自然な話し運びと、主人公が好きになれないのとで、イライラしながら、途中はななめ読みで、どうにか読んだ。桂望実さんと勘違いもしてた。

2012/09/10

ごえもん

タイトルと作者が福井県出身と言う事で旅行先の福山駅の書店で購入。ただ、思ったような作品ではなくて(一冊のノートが引き起こす奇跡とあったので、勝手に物語を想像した)、タイトルもやや活かせていない感じ。主人公の神尾良子の性格がちょっと共感を阻害するマイナスにもなるんだけど、それでも帯にあるように「アラサー・アラフォー女性の共感度No1」ってことかな?父娘の関係がよくある話でもあるけど、そこまで確執が続くものかと私には理解できなかった。

2012/09/30

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