KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

刑事たちの聖戦 (角川文庫)

刑事たちの聖戦 (角川文庫)

刑事たちの聖戦 (角川文庫)

作家
久間十義
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2012-08-25
ISBN
9784041004340
amazonで購入する Kindle版を購入する

刑事たちの聖戦 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

アイゼナハ@灯れ松明の火

明和銀行不正融資事件に絡む官民癒着の闇部に踏み込んだ刑事たちの戦いを描いた『刑事たちの夏』の続編ということで手にしました。先の事件ではトカゲの尻尾切りで逃げ延びたはずの旧大蔵省の元高官二名が連続して刺殺される事件が発生。公安から犯人と目された人物は、明和銀行事件捜査中に殉職した刑事の息子だった…という筋立て。前作が結構息詰まるハードな展開だったのに比較すると小粒な印象は否めないかも…政権交代に伴う官僚組織の混乱みたいなとこは、いかにもありそうな印象は受けるのですけどね。前作が凄すぎたってことかしら。

2012/08/30

一笑

警察・刑事物の新規開拓ということで、久間十義さんの作品を初めて手にした。「刑事たちの夏」という作品の続編らしい。登場人物が7年前の事件の関係者ばかりと言うことから続編かなと言うことがなんとなくわかる。政官界の勢力争いに巻き込まれた松浦一家。刑事だった父親は殺され、息子亮右は不登校に。7年前の事件を暴いた赤松刑事、古沢検事、事件の被害者の娘白鳥医師らが協力してその悪を暴いていく。が、犯人が政官界とのつながりなくそこがちょっと残念。久間さんの作品を次にも読むか否かは微妙。でも一作だけで判断してはいけないよね。

2023/04/17

とち

終盤がとても残念。途中まで面白かったのに、事件の真相が明らかになる過程がなぁ。上下巻ぐらいのボリュームがあれば違ったんだろうな。もっと重厚に書いて欲しかった。

2017/03/14

きーよ

旧大蔵省官僚の大疑獄「明和銀行事件」を生き延びた官僚が続け様に殺され、7年前の事件の第ニ幕が開く。その事件で殉職した刑事の忘れ形見の亮右が犯人に仕立て上げられ、刑事仲間の赤松刑事、事件の解明を手掛けた古沢検事、事件の鍵を握って自殺した官僚の娘奈津子が彼を守ろるべく結集し、公安、刑事部、官僚、真犯人を相手に立ち向かう。疑獄を扱う社会派小説の重苦しい文章でなく軽快なテンポで読みやすくストーリーも以外にシンプル、真犯人も自ら名乗るので、ストレスなく、まぁ、「聖戦/ジハード」というほど大げさでないが面白かった。

2014/01/26

れじい

いや、内容は面白かったけど、タイトルみてもっと刑事さんたちが活躍するのかと思ったのにそうでもなかった。 亮右くん、今後の人生がんばれ。

2023/01/28

感想・レビューをもっと見る