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切開 表御番医師診療禄1 (角川文庫)

切開 表御番医師診療禄1 (角川文庫)

切開 表御番医師診療禄1 (角川文庫)

作家
上田秀人
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2013-02-23
ISBN
9784041006993
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切開 表御番医師診療禄1 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ソルティ

自分で選んでみた時代小説。主人公矢切良衛が元々金創医(戦場での傷を診る医者)であるのに剣術も達者で不審者を斬ってしまう、この矛盾した設定が時代物ならではでおもしろい。不勉強なため幕府と役職、上下関係、家柄など分からない事は多いけど楽しめる。黒幕は誰だ?!というミステリー要素もあるのがいい。しかし解決しないまま次巻へ続く、完全な連続物。続き読む!「前回三人を斬った衝撃は、まだ良衛のなかで昇華されていなかった。人の命を救うのが医師の仕事である。その医師が命を絶つ。良衛の心中は大きく波だったままであった。」

2020/07/20

とし

表御番医師診療禄「切開」1巻。若年寄り支配下で桔梗の間詰め、怪我人、病人が出たときの応急処置のみを行う表御番医師矢切良衛、他の医師と違うのは凄腕剣術家、政に巻き込まれていくが、どのような活躍をするのか楽しみですね。

2020/12/28

酔拳2

初めましての作家さん。ちょいちょい読メでお名前拝見してました。時代物で市井ではなく、権力の中枢が舞台。医師でありながら剣術も使えるという良衛が大老殺害の謎に挑む。一冊完結かと思ったら続いてしまった。しかしまぁ武士の世の中は面倒臭いね。家の格と自身の役がしっくりしない。江戸の町人物は好きだけど、武家物は現代の政治物とあんまり変わらないかもね。為政者なら政治家の本分を思い出せ、と言いたい。ま、世襲だから思い出せと言ってもハナからないのかも。良衛も完璧すぎず迷うところが魅力ではある。

2017/04/26

あっこ

期待以上に面白かった。良衛の活躍ぶりも良かったけど、それ以上にお城でのドロドロの政の様子が印象的だった。特にお城坊主達が、城内の噂話を売っていることにびっくりした。泰平の世は庶民には生きやすい世の中であっても、武士にとったら、気苦労が絶えない時代になっていたことだろうと思う。この後、良衛達がどの様になっていくのか、続きが気になる。

2014/01/15

ひっと

新しいヒーロー登場ですね。腕の良い医者で,かつ,剣術の腕もある。その剣術は流派も無い家伝の戦場剣術でして,その剣術で敵を倒していくあたりよいですねえ。大目付も良い味だしているし。ただ、物語はキチンと解決するのであろうか。ずっと続きそうで心配しつつ次巻へ。面白かったです。

2015/03/21

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