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配達されたい私たち (角川文庫)

配達されたい私たち (角川文庫)

配達されたい私たち (角川文庫)

作家
一色伸幸
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2013-03-23
ISBN
9784041007884
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配達されたい私たち (角川文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

最近、目立つ帯で書店に平積みされているのを見かけ、手にとりました。自らも鬱を患ったコトのある作者さんがうつ病の主人公を果たしてどう綴るのか、興味深々でした。ひょんなコトから7年前に配達されなかった7通の手紙を配達するコトになった主人公「始」は配達先で、色んな人々に出会い、それぞれの場面で生きるコトについて考えさせられます。そんな流れで、僅かながらも少しずつ'自分'を取り戻していくのですが、展開は思わぬ方向へ…。決してお世辞にも明るい話とは言えず、常に'死'を意識している主人公がとてもツラく見えました。

2018/11/07

shizuka

七年前に捨てられた七通の手紙を偶然見つけ、死ぬ前に配達してみようといたずら心から、自ら閉ざしていた殻を少しずつ破ってなんとなく前進していく鬱病の青年。突然現れ、七年前の手紙を差し出す。困る者、喜ぶ者、怒る者、対応は様々。七年前に手紙を受け取っていたらどうだったんだろう。人生変わっていたのだろうか。少し選択肢が増えるだけで、結局は変わらない着地点に落ち着いてしまう気がする。青年の感情はいつもドライ。それが安易なお涙頂戴になるのを抑制していて、よかった。みんなわがまま。わがままを支え合って生きている。

2016/03/17

mintia

7年前に配達されなかった7通の手紙。うつ病の澤野がその配達をするのだが、7年もの間に色々なストーリーがあった。

2019/02/13

ユズル

最近、地元の郵便局員がこの事件を起こして捕まったのを思い出しました。7年前の手紙。私なら要らないなあ、時は戻せないもの。最後に救いのあるような感じで書かれていた割りには、なんか想像していた終わり方ではなかったのは、筆者自身もうつを経験しているからかなあと思いました。世の中そんなに都合良くいかないぞと…

2018/09/21

うまる

うつ病小説。死に場所と決めた廃屋で7年前の手紙の束を発見し、終わりへのカウントダウンとして7通を配達することにした男の話。病経験のある著者なのでリアリティがあり、重いテーマのため読んでいて辛い部分がありますが、物語が面白いのであっという間に読みました。こういう話の展開の上手さは、さすが数々のヒット作を出した脚本家という感じがします。病をネタに自虐に走ったり、感動させてやろうという形ではなかったのも良かったと思います。結構驚きの結末で、色んな感情が混ざった不思議な読後感になりました。

2019/03/19

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