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雪国 (角川文庫)

雪国 (角川文庫)

雪国 (角川文庫)

作家
川端康成
出版社
角川書店
発売日
2013-06-21
ISBN
9784041008461
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あらすじ

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

雪国 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ヤスギタちゃん@鷹党で獅子党

「国境の長いトンネルと抜けると雪国であった」から始まるこの台詞は有名なフレーズとなっている物語。雪国の美しさ、雪の儚く、美しい純白な繊細な雪の粒が文の端々から感じられるものである。男女の三角関係が描かれているのだが、雪国の美しい情景と相まって、女性ふたりの美しさや清廉潔白な様子が伝わって来る。温泉街の趣溢れる情景と男女の関係が絵となっているなと感じるが、美しさの中に女同士の外には見えないドロドロした関係や嫉妬が渦巻いていたり、男性が想いを寄せているのはどちらなのか、決めきれない思いもあるだろうと感じる。

2018/08/12

こばまり

駒子苦手と思っていたら次第に高まる緊張感に愕然。こんなお話でしたっけ。分からなくて当然よと高校生の頃の自分に言ってやりたいです。女性の描写が心憎し。叙景も素晴らしかった。静かな温泉宿で読んでみたいです。

2015/12/11

red falcon

読み終わって1週間後、ふと駒子のことを思い出しました。「あのひと、あれからどうしているかな」と。半年後、「あの人、ちゃんとして生きているかな」と、また思い出しました。川端康成が物語の中に紡ぎ出した駒子が、私の心の中に住み着いてしまったように感じました。深い余韻の残る作品です。

2015/08/11

橘@小確幸

川端康成さんの長編を読むのは初めてです。情景描写は綺麗でしたが、登場人物たちをどう捉えたらいいのか、難しかったです。駒子も葉子もくるくると言っていることが変わるので…。島村もなんだかぼんやり。まだわたしには長編は早かったようです。いつか、味わえるようになるのかな。

2017/01/07

emi

有名な冒頭ではなく、心に響いたのは「ほんとうに人を好きになれるのは、もう女だけなんですから」だった。温泉宿の芸者である駒子からすれば、島村のような生気のない男から望めるものは多くないと分かっていただろう。与えることができても、与えられたりはしないのだと。薄い愛で生き延びる道を歩くのは、それはもう一喜一憂どころではなかったろうな。衝撃のラストこそ、ものすごく温度差を感じさせた。なんと儚いのか。闇の中で美しさを描く素晴らしさもだが、言葉の美しさも味わいたいので、また何度か読み返したい。

2017/09/06

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