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怖い絵 (角川文庫)

怖い絵 (角川文庫)

怖い絵 (角川文庫)

作家
中野京子
出版社
角川書店
発売日
2013-07-25
ISBN
9784041009123
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怖い……でも見たい! 大好評の「怖い絵」展。 見てから読む? 読んでから見る?

 現在、上野の森美術館で12月17日まで開催中の「怖い絵」展が大きな話題を集めている。作家でドイツ文学者の中野京子氏によるベストセラー「怖い絵」シリーズの刊行10周年を記念した特別展で、東京に先んじて今年7月~9月に開催された兵庫県立美術館では、なんと入場者数27万人以上を動員。これは開館以来、歴代3位(1日平均入場者数、歴代2位)を記録だという。

特別監修を務めた中野京子氏(撮影:ホンゴユウジ)

 しかも来場者のうち「30代以下」が約6割、また「初めて来館した」という人も半数弱を占めた。その多くは「怖いけど面白い」「絵を観る楽しさがわかった」などSNSの好意的なコメントを読み、つまり口コミによって足を運んだという。

 上野の森美術館でも連日、待ち時間が発生するほどの盛況ぶり。その人気を受け、通常10時~17時の開館時間を土曜日9時~20時、日曜日9時~18時に延長することを決めたほどだ。

さまざまな種類の「恐怖」が描かれた絵画

 本展の元となった「怖い絵」シリーズは、『怖い絵』『怖い絵 泣く女篇』『怖い絵 死と乙女篇』(すべ…

2017/10/27

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怖い絵 (角川文庫) / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

知識はないけど絵画は好きみたいです私。前から読みたかったこの作品。ブクオフで見つけ即買い。知的好奇心を満たしてくれる良い本です。それほど怖くはないけどね。でもなぜか既視感が。いくつかのエピソードには読んだ記憶が?ルドンのキュクロプスやゴヤのあの名作など。でもまあ読書で疲れた頭を休めるにはピッタリですこれ。そう儚い羊たちの祝宴のメデュース号の筏も入ってますよ。また続編も読もうと思います。絵画に興味あればぜひ!

2016/07/07

ナイスネイチャ

図書館本。「グラハム家の子どもたち」「メデュース号の筏」「いかさま師」はテレビで紹介されてました。見た目で怖いのと解説読んで怖いのと半分半分。「マリーアントワネット最後の肖像」は悲しくもなりました。

2015/09/27

bunmei

中野京子氏の『怖い絵』シリーズ、原点の一冊。西洋絵画においては、その時代の背景によって描かれる対象や筆致も違います。今まで何気なく観ている絵画の中にも、様々な人々の強欲、嫉妬、恨み、殺意…が描かれている作品がある事を改めて知りました。本書は西洋文化史の専門家の中野氏だから描ける、それぞれの絵画に纏わる怖さを紹介しています。ゴヤの『我が子を喰らう…』やジェンティレキスの『首を切る…』は観た瞬間にその残虐さに目を背けたくなる程です。また、ドガの『踊り子』の裏話も、興味深いブラック的な怖さがありました。

2017/09/13

ケイ

ゴヤのサトュルヌスの見るからに怖い絵は、逆に目を惹き付ける。中野さんの言うように、サトュルヌスの絶望や恐怖が現れているからだろう。中野さんが怖い絵に興味を持つきっかけとなったマリー・アントワネットの、おそらく悪意とともに描かれた素描画は、絵が美しくないのであまり興味はもてない。最も惹かれるのは、何と言ってもイワン雷帝の絵。絵自体が優れた作品は他にも収められているが、絵画の扱う主題が絵に乗りうつっているような気がする。

2017/08/12

SJW

【70時間全文試し読み】22の作品について一見しても分かりにくい絵画に画かれた人や物の意味、同時にその時代背景が説明されて、作者の意図が分かるようになっている。恐怖のような怖さではなく、不幸、不安、不条理、騙し、無惨、冷血などが痛々しく感じた。

2018/12/01

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